玄米の価格相場とは?ブランドや産地ごとの価格や影響を与える5つの要因を解説
「玄米は高い」というイメージ、ありませんか?
確かに白米と比べると少し価格は上がりますが、玄米のメリットを考えると、実はコストパフォーマンスに優れた選択肢かもしれません。
本記事では、玄米の価格相場をブランド別に詳しく解説します。
この記事を読めば、もう価格で迷うことはありません。あなたに合った玄米を納得の価格で見つけるためにも、ぜひ最後までご覧ください。
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mybrownを申し込む玄米の価格相場
玄米の価格相場は品種や産地、販売店などで変動しますが、令和6年9月時点の相対取引価格(全品種平均)は60キログラムあたり22,700円で、5キログラムあたりに換算すると1,892円です。
上記の価格に加工や流通コストが加わり、スーパーや通販サイトで販売される主食用米の価格が決まります。
全農などの出荷業者と卸売業者との間で行われる主食用米の相対取引の量は、全品種合計で年間25.2万トンほどです。
なお、相対取引価格は需要と供給のバランスや生産コスト、市場の動向などで決まります。
小売店で購入する玄米の価格は、相対取引価格に以下のコストが加算されたものです。
- 精米
- 包装
- 輸送
- 販売店の手数料
農林水産省は米の需給バランスの調整や価格安定化を図るため、相対取引価格と数量を毎月調査して公表しています。
参考:令和6年産米の相対取引価格・数量について(令和6年9月)|農林水産省
玄米の価格は白米よりも高い?
玄米は、食べられる状態にするためにさまざまな手間がかかります。その分、白米よりも加工コストがかかるため、販売価格が高く設定されるのが一般的です。
玄米と白米の価格相場は、以下のとおりになります。
- 玄米: 1キログラムあたり400〜600円
- 白米: 1キログラムあたり300〜500円
最近では、玄米の健康効果などが注目され需要が高まっています。しかし、玄米の流通量は白米と比べるとまだまだ少ないのが現状です。
ブランドごとの玄米の価格相場
本章では、玄米の価格相場を以下のブランド別に紹介します。
- コシヒカリ
- あきたこまち
- ヒノヒカリ
- つや姫
玄米の価格はブランドによっても異なります。農林水産省が公表している相対取引価格(令和6年度)を参考にしながら、人気が高いブランド玄米の価格相場を見ていきましょう。
コシヒカリ
コシヒカリはブランド米の1つであり、特に新潟県産のコシヒカリは高級ブランド米として高い人気を誇ります。
新潟県産の「コシヒカリ(一般)」は、60キログラムあたり23,471円です。
5キログラムあたりに換算すると1,955円で、この価格に加工や流通のコストが加わります。
通販サイト価格.comで「新潟県産玄米コシヒカリ 5キログラム」を検索すると、人気商品の価格は5,000円〜7,000円に設定されています。
参考:米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等|農林水産省
あきたこまち
あきたこまちは主に岩手県や秋田県、茨城県で多く収穫されるブランド米です。
秋田県産の「あきたこまち」は60キログラムあたり27,671円とされており、5キログラムあたりに換算すると2,305円です。
通販サイト価格.comで「秋田県産玄米あきたこまち 5キログラム」を検索すると、人気商品の価格は5,000円〜7,000円に設定されています。
参考:米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等|農林水産省
ヒノヒカリ
ヒノヒカリは主に京都府や奈良県、兵庫県で多く収穫されるブランド米です。
兵庫県産の「ヒノヒカリ」は60キログラムあたり20,848円とされており、5キログラムあたりに換算すると1,737円です。
通販サイト価格.comで「玄米ヒノヒカリ 5キログラム」を検索すると、人気商品の価格は5,000円〜7,000円に設定されています。
参考:米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等|農林水産省
つや姫
つや姫は主に宮城県や山形県、島根県で多く収穫されるブランド米です。
宮城県の「つや姫」は60キログラムあたり27,703円で、5キログラムあたりに換算すると2,309円です。
通販サイト価格.comで「宮城県産玄米 つや姫 5キログラム」を検索すると、人気商品の価格は5,000円台に設定されています。
参考:米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等|農林水産省
玄米の価格に影響を与える5つの要因
玄米の価格は、ある程度理解できたと思います。次に、玄米の価格に影響を与える5つの要因を紹介します。
- ブランドや産地
- 栽培方法
- 収穫量や天候の影響
- 玄米の等級
- 流通・販売方法
上記の要因が複雑に絡み合い、玄米の価格が決定されます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブランドや産地
玄米をはじめとした農作物は、産地によって味や香りが変わり、質の良さも異なります。例えば、新潟県や北海道、秋田県などの名産地で収穫された玄米は価格が高くなるのが一般的です。
また、コシヒカリやヒノヒカリなどのブランドによっても価格は変動します。
中でもコシヒカリには多くの種類が存在し、同じブランドでも価格や風味の違いが大きいのが特徴です。
玄米の価格を調べる際は、産地とブランドを両方確認するのが大切です。
栽培方法
玄米は、栽培方法によっても価格が変動します。主な栽培方法は以下の2つです。
栽培方法 | 特徴 |
---|---|
特別栽培法 | 農林水産省が定める「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に沿って、農薬や化学肥料の使用量を減らして栽培する方法 |
自然栽培 | 環境に配慮して化学肥料や農薬の使用を控え、残留農薬がほとんど残らないように栽培する方法 |
なお、有機JAS認証を取得したオーガニック玄米は、通常の玄米よりも手間がかかるため価格が高くなります。
また、残留農薬検査を受けた玄米は、検査費用が価格に上乗せされる場合があります。
参考:特別栽培農産物に係る表示ガイドライン|農林水産省
参考:有機食品の検査認証制度|農林水産省
収穫量や天候の影響
玄米を含む農作物は、収穫量や天候の影響で価格が大きく変動します。特に、以下の災害によって収穫量が減少すると、価格が高騰する傾向にあります。
- 台風
- 干ばつ
- 大雨
反対に、豊作の年では供給量が増えるため、価格が下がることも珍しくありません。また、玄米は白米よりも需要が低く流通量も少ないため、採算を合わせる目的で価格が変動しやすいのが特徴です。
玄米の等級
玄米には、以下4つの等級が存在します。
- 一等米
- 二等米
- 三等米
- 規格外
上記の等級は玄米の品質を評価する基準であり、等級が高いほど価格も高くなるのが特徴です。
なお、玄米の等級は主に以下の2つの項目で評価されます。
- 整粒と形質、水分割合が高さ
- 異種穀粒および異物の割合の高さ(被害粒、死米、着色粒)
整粒割合が高く、被害粒・死米・着色粒・異種穀粒および異物の割合が低い玄米は、等級が高くなります。反対に、規格外の玄米は価格が大幅に低くなるのが一般的です。
参考:玄米の検査規格:農林水産省
流通・販売方法
玄米は購入先によっても価格が変動します。例えば、以下の購入先では流通コストがかかるため、価格が高くなる傾向があります。
- スーパー
- ドラッグストア
- ネット通販
反対に、農家直送や業務用販売なら流通コストが低い分、比較的安く購入できる場合があります。安く玄米を購入したい場合は、農家直送や業務用販売で購入するのもおすすめですが、移動の手間や時間も考慮して購入先を検討しましょう。
おすすめの玄米の購入先3選
おすすめの玄米の購入先は、以下の3つです。
- スーパー・ドラッグストア
- 米販売店
- ネット通販
玄米を購入できる場所はいくつかありますが、それぞれにメリット・デメリットが存在します。特徴を理解した上で、自分に合った購入先を選択しましょう。
スーパー・ドラッグストア
スーパー・ドラッグストアでは、さまざまなブランドや産地の玄米を販売しています。また、少量から購入できるため、玄米初心者の方にもおすすめの購入先です。
近年、健康志向の高まりから、玄米を取り扱うスーパーマーケットやドラッグストアが増加傾向にあります。
ただし、白米に比べると玄米の取り扱い数は少なく、店舗によっては販売していない場合もあります。
そのため、日々の食事に玄米を取り入れたい方は、近場で玄米を取り扱っているスーパー・ドラッグストアをチェックしておくのがおすすめです。
米販売店
米販売店とは、玄米をはじめとするさまざまな種類のお米を専門的に取り扱っている店舗です。
品質の高いものや、スーパーなどでは見かけない品種を扱っていることもあり、価格帯はさまざまです。比較的安価なものが見つかる場合もあります。
米販売店で購入する際には、精米が必要かどうかや品質についてお店の方に確認してみると良いでしょう。
精米する手間や時間が気にならない方は、米販売店で玄米を購入するのがおすすめです。
ネット通販
ネット通販であれば、自宅にいながらさまざまなブランドや産地の玄米を購入できます。
スーパーマーケットやドラッグストアでは手に入らない珍しい品種の玄米や、こだわりの栽培方法で育てられた玄米なども購入可能です。
ネット通販は実店舗を持たず運営コストが削減できるため、販売価格が比較的安く設定されている傾向があります。また、ネット通販の中には、玄米のサブスクを提供している店舗も存在します。
気軽に玄米を購入したい方や買い忘れが心配な方は、ネット通販で購入するのがおすすめです。
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玄米は白米よりも加工の手間がかかり流通量も少ないため、価格が高めに設定されているのが一般的です。
ブランドや産地で価格が変動するのも玄米の特徴です。また、収穫量によっても玄米の価格が変動する可能性があります。
玄米を日々の食生活に取り入れようと考えている方は、ブランドや産地に加えて、自分に合った購入先を探してみましょう。
なお、玄米選びにお悩みなら食べ比べができる「mybrown」の玄米サブスクがおすすめです。全国の玄米を食べ比べできるので、気に入った玄米を選べます。
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