【玄米の賞味期限とは?】おすすめ保存方法と期限切れ玄米の活用方法3選
実は玄米には賞味期限が記載されておらず、食べられるかわからないことが多いです。また、保存方法や環境によっておいしく食べられる期間が変動します。
本記事では、玄米の賞味期限に関する情報や長持ちする保存方法、期限切れの玄米の活用方法を紹介します。玄米の保存方法に頭を悩ませている方や期限切れになっている玄米を持っている方は、ぜひ参考にしてください。
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玄米は賞味期限がないわけではない
販売されている玄米には賞味期限が記載されていません。しかし、当然のことながら永久的に食べられるわけではないと知っておきましょう。
結論、生鮮食品の中でも農産物には賞味期限の表示義務がないため、農産物である玄米には賞味期限が表記されていないのです。ただし、法律上賞味期限の表示義務がないだけで、時間経過や保存方法が悪ければ食べられなくなってしまいます。
賞味期限の表記はありませんが、代わりに「精米年月日」が記載されています。玄米の「精米年月日」とは、稲からもみ殻を取り除き、選別・袋詰めした日付です。
玄米の新鮮さを知る上で重要な情報なので、購入時に確認しましょう。
「mybrown」なら、全国の農家から厳選された新鮮な玄米がご自宅に届き、浸漬なしでおいしく召し上がれます。3合ずつ小分け梱包されているので、食べたい分だけ食べられるのが魅力です。ぜひ、試してみてはいかがでしょうか。
【場所別】一般的な玄米の保存期間
一般的に精米年月日しか記載されていない玄米ですが、保存期間はどのように決まっているのでしょうか。保存方法や気候条件によって期間の変動がありますが、夏場で2週間〜1ヵ月、冬場で1ヵ月〜2ヵ月程度と言われています。
保存方法の観点からは、一般的な米袋で1ヵ月〜3ヵ月、真空保存で1年程度と言われています。ジップロックなどで包んでいない生鮮食品が早々に腐ってしまうのと同様に、密閉されていないと長持ちしません。つまり玄米をおいしく長持ちさせる秘訣は、涼しい場所で保管し空気に触れさせないことです。
玄米は空気に触れることで酸化し、風味や栄養が損なわれてしまいます。さらにパサついて食感が悪くなってしまうため、保存には十分気をつけましょう。
玄米を長持ちさせる2つの保存方法
玄米を長持ちさせるためには、次の2つの方法を覚えておきましょう。
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密閉性を高める
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温度、湿度管理を徹底する
上記の2つの方法を行うことで、玄米の長期間保存が可能になります。また酸化するリスクも抑えられるため、おいしく召し上がれます。
ぜひ、2つの方法を試していただき効果を実感してみてください。
密閉性を高める
玄米の一般的な保存方法で紹介したとおり、密閉が特に重要になってきます。玄米を保存する上での厄介な敵は、空気です。空気をいかに触れさせないようにするかが、玄米をおいしく長持ちさせることにつながります。
玄米はビニールかクラフト紙の米袋に封入されて販売されていますが、クラフト紙の場合、購入したらすぐ密閉性の高い容器に詰め替えてください。
クラフト紙の米袋は玄米の品質を保つため、あえて通気性のよい素材が使われているので、素早く容器に詰め替えましょう。
たくさん保存するなら米びつ、小分けで保存するならペットボトルやジップロックがおすすめで、2重で密閉すれば酸化の進行をより防げるでしょう。
温度・湿度管理を徹底する
温度と湿度に関しても、玄米の品質を低下させる大きな脅威です。玄米は、温度が13度前後で湿度が55%〜75%が最適な環境だと言われています。
つまり、「冷暗所」が玄米の保存に最適な環境です。目安として人間は、温度18度〜25度で湿度40%〜60%の環境を涼しくてジメジメしていないと感じます。
そのため、ジメジメしていなくて少し寒いと人間が感じる場所が、玄米にとっての最適な保存環境だと言えるでしょう。
お家で玄米を保存するときは、冷蔵庫の野菜室か床下収納がおすすめです。この時も密閉性の高い容器に入れて保存してください。
玄米がまだ食べられるかどうかの判断基準3選
お家にある玄米がまだ食べられるかわからない場合、以下の3つのポイントで判断してください。
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変色していないか
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ひび割れしていないか
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異臭を発していないか
この3つが問題ないなら、食べられると判断して間違いないでしょう。
変色していないか
まずは見た目で判断するため、変色しているかどうかチェックしてください。玄米が黒ずんでいたり、茶色や黄色に変色していたらカビが生えている可能性が高いです。発がん性があるカビも存在するので、食べないようにしましょう。
カビが生えてしまう原因の1つは、湿度です。湿度が高い場所を避けて、涼しい場所に保存しましょう。
緑色は変色ではなく、未成熟な青米である可能性があります。購入する玄米の中には稀に青米が混入している場合があり、食べても問題はありません。しかし、青米なのかカビなのかの見分けは難しいでしょう。
素人の目では見分けられないですが、ニオイでの判別が可能です。詳しくは、この後に解説いたします。
ヒビ割れしていないか
もう1つの見た目の判断は、ヒビ割れがあるかどうかです。ヒビ割れが発生する原因はさまざま存在し、例えば外部からの衝撃によるものがあります。
運搬するトラックの振動や、玄米を乱暴に下に置いた時など運搬には多くの衝撃がともなうので多少のヒビ割れがあることを覚えておきましょう。
もう1つは、乾燥によるひび割れです。お餅が乾燥するとヒビが入るのと同じで、玄米も同様にヒビが入ります。風通しのよい場所や湿度が低い場所での保存が原因だと考えられるので、保存方法を見直すとよいでしょう。
ヒビ割れだけで食べられなくなるわけではないので、その他の基準との総合判断をおすすめします。
異臭を発していないか
最後に匂いを確認してみましょう。食べてはいけない主な2つのニオイを解説します。
1つは、古米臭。このニオイを例えるなら「古いろうそくやクレヨンのニオイ」です。油分を含んだものが古くなった時に感じるツンとくるような、あるいはこもったようなニオイなのが特徴です。
2つ目は、カビくさいニオイです。見た目ではカビていなくても玄米の内部がカビている可能性があります。カビのニオイを嗅いだことある方は多いと思いますが、湿った土や落ち葉のニオイに似ていると言われています。
異臭の最たる原因は酸化ですので、保存している玄米の密閉性を高めましょう。
賞味期限が切れた玄米の活用方法2選
「昔に購入した玄米だけどおいしく食べられるのかな…」
「掃除していたら玄米を見つけたんだけど、賞味期限大丈夫?」
こんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。玄米は生鮮食品ですので、古くなってしまって鮮度が落ちている可能性が高いです。
しかし、賞味期限切れの玄米でも活用する方法があるので紹介します。
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お粥にする
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玄米茶にする
それでは、詳しく見ていきましょう。
お粥にする
古くなってしまった玄米は、お粥にして食べることをおすすめします。
玄米は古くなると、乾燥してしまい炊いてもパサついてしまいます。また、玄米ならではのプチプチする食感がなくなっておいしく召し上がれません。
このデメリットをなくすためには、お粥にしてしまうのが最適です。
水分量の多いお粥にすることで、パサつきが軽減し食感も気にしないで食べられます。
また、パサつく玄米はより多くの水分を吸収するので、野菜などと一緒に作ることで野菜の栄養素を多く含んだお粥になるでしょう。
玄米茶にする
古い玄米はお粥にする以外に、玄米茶にする方法も存在します。作り方はシンプルで、古くなってしまった玄米をよく洗い、フライパンで中火で炒めます。
玄米全体がきつね色になったら、粗熱をとっていきましょう。もし、香ばしさをもっと欲しい時は炒める時間を長くして調整してみてください。
以上で下準備は完了です。
あとは普段温かいお茶を飲む時のように、茶葉として入れて飲むだけです。お好みの茶葉と1:1の割合で混ぜて飲むのが一般的ですが、割合は自分の好みで調整してみてください。
水出しで淹れることも可能で、苦味や渋みが抑えられ、まろやかな味わいへと味が変わります。
おいしい玄米の見分け方とは?
せっかく玄米を食べるのであれば、おいしい玄米を選びたいと思うはずです。玄米は生鮮食品ですので他の食品同様、完全に一致する品質のものは存在しません。では、おいしい玄米を選ぶにはどこを見ればよいのでしょうか。
答えは、茶色く透明感のある見た目です。
適切な成熟度と乾燥状態がよい玄米はこのような見た目をしており、品質管理が行き届いている証拠です。
逆に白く濁っている玄米は低品質の玄米ですので、避けるのが賢明でしょう。
玄米の賞味期限に関するよくある質問とは?
玄米の賞味期限について、主に質問として上がるのは以下の2つです。
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玄米の消費期限はいつまで?
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未開封の玄米の賞味期限は?
玄米の賞味期限を解説してきましたが、言葉が似ている消費期限はどうなのかと未開封の玄米の賞味期限はどうなのか解説していきたいと思います。
玄米の消費期限はいつまで?
結論、明確な消費期限は存在しません。
賞味期限と同じように、玄米には精米年月日のみ記載がされています。目安として適正に保存されていれば精米年月日から2年程度が消費期限です。
そうでなければ1年ももちません。加えて、前述した判断基準がすべてアウトだった場合は、消費期限は過ぎています。
未開封の玄米の賞味期限はいつまで?
未開封であればある程度長持ちしますが、梱包されている材質によって大きな差が生まれます。
玄米の梱包は、クラフト紙かビニールの2つに分類されてきます。
クラフト紙の場合、おおよそ2ヵ月〜3ヵ月と言われています。クラフト紙は通気性がよいため、その分賞味期限は短くなります。
ビニールも常温保存であれば、クラフト紙と同じですが冷蔵庫で保存すると、半年〜1年と期限が長くなります。未開封の玄米は、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
手間をかけずにさまざまな玄米を楽しむなら「mybrown」がおすすめ
玄米は、白米やその他の野菜と同じ生鮮食品でとてもデリケートな食品です。また、温度や湿度などを管理して保存しなければ長持ちせず、すぐに食べられなくなってしまいます。
白米と違い、玄米には多くの栄養素が詰まっており「完全栄養食」とまで呼ばれているのに、おいしく食べられる期限をみすみす過ぎるのはもったいないです。
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