玄米は値段は白米よりも高い?高い理由や購入する際に注意する4つのポイントを解説

「玄米って身体によいって聞くけど、白米より値段が高いってホント?」

「玄米って種類がたくさんあって、どれを選べばよいか分からない…」

健康志向の高まりとともに、玄米への関心を持つ人が増えています。

しかし、玄米は白米に比べて値段が高いイメージがあり、購入をためらう方もいるのではないでしょうか。

また、さまざまな品種や栽培方法があるため、どれを選べばよいか迷っている方もいるかもしれません。

本記事では、玄米の値段が白米より高くなる理由や玄米を選ぶ際にチェックすべき4つのポイントを紹介します。

さらに、玄米を食べるメリットや、玄米をお得に購入できるmybrownの玄米サブスクもご紹介します。

この記事を読めば、玄米の価格に関する疑問が解消し、自分にぴったりの玄米選びができるでしょう。ぜひ最後までお読みください。

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全国の玄米を食べ比べできるので、気に入った玄米を選べます。

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玄米の値段は白米よりも高い?

玄米の値段は白米よりも高い?

結論から言うと、玄米の価格は白米よりも高い傾向にあります

一般的なスーパーで販売されている白米は、1キログラムあたり300円〜500円程度なのに対し、玄米は1キログラムあたり2,000円程度で販売されていることが多いです。

玄米と白米の価格の主な違いは加工工程です。

白米は「籾摺り」と「精米」の工程を経て作られますが、玄米の場合は籾摺りの後に「選別・調整」などの工程が必要になります。

この工程では、玄米に混ざっている石や未熟粒などを取り除き、品質を均一にする作業が行われます。

選別・調整の工程に人手と時間がかかるため、白米よりも価格が高くなりやすい傾向です。

例えば、コシヒカリの白米は1キログラムあたり300円から533円で販売されているのに対し、玄米は1,200円から2,000円と、さらに価格差があります。

この価格差を考慮すると、毎日玄米を食べる場合、月々の食費が白米の場合よりも数千円程度高くなる可能性があります。

玄米の値段が白米より高い2つの理由

玄米の値段が白米より高い2つの理由

玄米の価格が白米より高くなる理由は、主に2つあります。

  • 食用玄米に加工するための手間がかかるため。
  • 白米に比べて需要が低く、供給量が少ないため。

玄米は健康志向の高まりとともに注目されていますが、価格が白米よりも高いと感じる人も多いでしょう。

上記の理由には、加工の手間と市場での供給量の違いが関係しています。

食用玄米に加工する手間がかかるため

前述の通り、玄米は白米よりも加工に手間がかかります

白米は籾摺り工程で籾殻を取り除き、精米工程で糠層を取り除けば完成です。しかし、玄米は籾摺り工程の後、さらに「選別・調整」の工程が必要です。

選別工程では、玄米の中から石や籾殻の破片などを取り除き、調整工程では色彩選別機を用いて未熟粒や変色米などを取り除きます。

選別・調整の工程は、白米の製造工程にはないため、玄米の製造にはより多くのコストがかかるのです。

その結果、手間や人手コストが価格に反映され、玄米の値段は白米より高くなります。

白米よりも需要が低く供給量が少ないため

玄米は白米に比べて需要が低く、供給量も少ないため、価格が高くなる傾向にあります。

玄米は白米より炊飯に時間がかかるうえ、独特の食感や風味があるため、白米に慣れている人にとっては食べづらいと感じることも少なくありません。

需要が少なければ生産量も少なくなり、市場に出回る玄米の量も限られます。

需要と供給のバランスにより、玄米の価格は白米よりも高くなりやすい傾向です。

玄米を購入する際にチェックすべき4つのポイント

玄米を購入する際にチェックすべき4つのポイント

玄米を購入する際には、いくつか注意すべき点があります。

  • 品種を選んで購入する
  • 栽培方法を確認して購入する
  • 適正価格か判断して購入する
  • 価格が安い玄米には注意する

品質のよい玄米を選び、おいしく食べるためにも、上記の4つのポイントをしっかり確認しておきましょう。

それぞれのポイントを以下で詳しく解説していきます。

品種を選んで購入する

玄米にも白米と同様にさまざまな品種があり、品種ごとに味や香り、粘り気、炊き上がりなどが異なります

代表的な品種としては、コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれなどが挙げられます。


上記の品種はそれぞれ異なる特徴を持っており、例えばコシヒカリは粘り気が強く、もっちりとした食感が特徴です。


一方、あきたこまちはあっさりとした味わいで、冷めてもおいしいのが特徴です。


ひとめぼれは、粒が大きく、ふっくらとした炊き上がりになります。


初めて玄米を購入する場合は、知名度が高く、入手しやすいコシヒカリがおすすめです。

コシヒカリは、日本で多く生産されている品種であり、多くのスーパーやオンラインストアで手軽に購入できます。


玄米に慣れてきたら、他の品種も試してみて、自分の好みに合う玄米を見つけるのもよいでしょう。


さまざまな品種を試すことで、玄米の奥深さをより一層楽しめます。

栽培方法を確認して購入する

玄米は籾殻を取り除いただけの状態で販売されるため、白米に比べて農薬の影響を受けやすい特徴があります。

そのため、玄米を購入する際は栽培方法を確認することが重要です。


玄米の栽培方法には、大きく分けて以下の3種類があります。

栽培方法 特徴
特別栽培米 化学肥料や農薬の使用量を慣行レベルの50%以上削減して栽培された玄米
自然農法米 農薬や化学肥料を一切使用せず育てられた安全性が高く風味豊かな玄米
残留農薬検査を受けた玄米 収穫後に残留農薬検査を行い国の基準値以下であることが確認された玄米

上記の栽培方法の中でも、特に安全性にこだわる方には、自然農法米がおすすめです。

自然農法米は、農薬や化学肥料を一切使用しないため、人体への影響を最小限に抑えられます。

ただし、自然農法米は生産量が限られているため、価格が高くなる傾向があります。

特別栽培農産物に係る表示ガイドライン|農林水産省

適正価格か判断して購入する

玄米を購入する際には、適正価格かどうかの確認も重要です。

適正価格は、品種や栽培方法、産地、精米時期など、さまざまな要因によって変動します。


一般的な玄米の価格は、1キログラムあたり2,000円程度で、5キログラムで購入する場合は、10,000円程度が目安となります。


ただし、上記はあくまで目安であり、前述したようにさまざまな要因によって価格は変動することを理解しておきましょう。


また、新米は古米より価格が高くなることも多く、産地によっても価格に差が生じるケースも少なくありません。

価格が安い玄米には注意する

玄米の中には、白米よりも安い価格で販売されている商品もあります

一見お得に思えるかもしれませんが、価格が安すぎる玄米は品質が低い可能性があります。

例えば、古米や、保管状態が悪かった玄米は、味が落ちていたり、虫が発生していたりするケースも少なくありません。

また、残留農薬基準値を超えた玄米や、異物混入の可能性がある玄米は、健康に悪影響を与える可能性があります。

そのため、価格だけで玄米を選ぶのではなく、品質や安全性をしっかりと確認することが大切です。

信頼できる販売店で購入する、または産地や栽培方法、精米時期などの情報をしっかりと確認した上で購入を検討しましょう。

玄米が適正価格か判断するための5つの方法

玄米が適正価格か判断するための5つの方法

玄米の価格が適正かどうかを判断するのは、初心者には難しいかもしれません。ここでは、玄米の適正価格を見極めるための5つの方法を紹介します。

  • 名産地で収穫されたか
  • 人気の品種か
  • 産年は新しいか(新米か)
  • 等級は高いか
  • 食味値は高いか

玄米初心者の方でも、ポイントを意識すれば価格が適正かどうかを手軽に確認できます。それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

名産地で収穫されたか

米作りに適した気候や土壌、そして長年培われた栽培技術を持つ地域は「名産地」と呼ばれ、そこで収穫されたお米は高品質で知られています。

玄米も同様に、名産地で収穫されたものは味や香りが優れていることが多いです。

日本の代表的な米の名産地としては、新潟県魚沼地方、北海道、秋田県などが挙げられます。

上記の地域は、昼夜の寒暖差が大きく、清冽な水が豊富にあり、米作りに適した環境が整っているのが特徴です。

特に新潟県魚沼地方で収穫されるコシヒカリは、最高級のブランド米として高い評価を受けています。

名産地で収穫された玄米は、品質の高さから価格が高めになる傾向がありますが、価格に見合った価値があるといえるでしょう。

人気の品種か

玄米にもさまざまな品種があり、それぞれに以下のように特徴が異なります。

コシヒカリやあきたこまち、ひとめぼれなど、知名度の高い品種は一般的に人気があり、価格もやや高めです。

上記の品種は、味や香り、食感などが優れており、多くの人々に好まれています。

一方で、あまり知られていない品種でも、地域によっては高い評価を受けている商品もあります。

例えば、北海道産の「ゆめぴりか」や、長野県産の「ミルキークイーン」などは、その地域で特に人気が高いのが特徴です。

玄米を選ぶ際には、品種の知名度だけでなく、自分の好みに合った玄米を選びましょう

産年は新しいか(新米か)

お米は収穫された年によって「新米」と「古米」に分けられます

新米とは、その年に収穫されたお米のことで、水分が豊富でみずみずしく、香りも豊かです。

一方、古米は収穫から1年以上経過したお米のことで、新米に比べて水分が少なく、香りが薄くなるのが特徴です。

玄米も同様で、10月〜12月に収穫された新米の方が価格が高く、古米の方が安くなります。

等級は高いか

玄米には、一等米、二等米、三等米、規格外の4つの等級があり、一般的には等級が高くなるほど価格も高くなります。

等級は主に以下の2つの項目で評価されます。

  1. 整粒の割合や形状、水分割合の高さ
  2. 被害粒、死米、着色粒、異種穀粒、および異物の割合の低さ

整粒割合が高く、被害粒や死米、着色粒、異種穀粒、異物の割合が低い玄米ほど、等級は高くなります

そのため、等級が高い玄米は価格も高くなり、規格外の玄米は価格が大幅に低くなります。

価格が高い場合でも、等級が高ければ適正価格と判断できるでしょう。

玄米の検査規格:農林水産省

食味値は高いか

食味値とは、お米の味を数値で表したもので、食味計と呼ばれる専用の機器を使って測定され、100点満点で評価されます。

食味値は、主に「アミロース」「たんぱく質」「水分」「脂肪酸度」の4つの要素から算出されます。

  • アミロース:食感を評価する項目で、アミロース含有率が低いほど食感がいい玄米
  • たんぱく質:食味や炊きあがりを評価する項目で、たんぱく質含有率が高いほど固く粘り気が少ない玄米
  • 水分:おいしさを評価する項目の1つで、水分が多いほどおいしいが貯蔵性が低くなる
  • 脂肪酸度:玄米の酸化の進み具合を評価する項目で、数値が低いほど新鮮な玄米

玄米の場合も、食味値で味の良し悪しの判断が可能です。

点数が高い玄米は、一般的に味がよく、価格も高くなる傾向があります。

一方、点数が低い玄米は、味が劣るため、価格も安くなります。

ただし、食味値はあくまで指標の一つであり、個人の好みによっておいしいと感じる玄米は異なります

そのため、食味値だけでなく、自分の好みに合う玄米を選ぶことが大切です。

1 米の食味評価|農林水産省

玄米を食べるメリット

玄米を食べるメリット

白米に比べて炊飯に手間がかかる玄米ですが、主に以下3つのメリットがあります。

  • 豊富な食物繊維で、腸内環境を整えられる
  • ビタミン、ミネラルなど、豊富な栄養素が健康をサポート
  • 緩やかな血糖値上昇で、健康維持に役立つ

糖質の吸収が穏やかな食事は、食後の血糖値の上昇が緩やかになる傾向があります。

血糖値の急上昇は、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、倦怠感や集中力の低下を招く原因にもなります。

また、玄米には白米の約6倍もの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内細菌のエサとなり、善玉菌の増殖を促すことで腸内環境の改善に効果的です。

さらに、玄米にはビタミンB群やビタミンE、マグネシウムやカルシウムなどのビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、健康維持に役立つでしょう。

玄米をお得に購入するなら「mybrown」の玄米サブスクがおすすめ!

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玄米は白米よりも値段が高いイメージがありますが、健康へのよい影響を考えると、価格以上の恩恵を受けられるかもしれません。

玄米は加工するために白米よりも手間がかかり、供給量が少ないため価格が高く設定されやすい傾向です。

また、玄米を購入する際は以下の4つを押さえておきましょう。

  • 品種を選んで購入する
  • 栽培方法を確認して購入する
  • 適正価格か判断して購入する
  • 価格が安い玄米には注意する

しかし、どの玄米が自分にあっているのかお悩みではありませんか。

なお、「mybrown」では全国各地の玄米を試せるサブスクサービスを展開しています。

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