玄米は冷凍保存できるの?効果的な冷凍方法や期間、1段階おいしくなる解凍方法を解説

玄米を正しく冷凍保存すれば、おいしさが低下せず長期間の保存が可能になります。

本記事では、玄米を冷凍してもよいのか、冷凍から解凍の方法とおすすめのレシピまで解説しています。ぜひ最後までお読みいただき、玄米を冷凍する時の参考にしてみてください。

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玄米は冷凍してもいいのか

結論から言うと、玄米は冷凍保存がおすすめです。

その理由は、玄米の下準備にかかる手間にあります。玄米は炊く前に長時間の浸漬が必要です。そのうえ炊飯時間も長いため、毎回炊くのはなかなか大変です

そこで便利なのが冷凍保存。一度に多めに炊いて冷凍しておけば、食べたいときに電子レンジで温めるだけで、すぐにおいしい玄米を食べられます。

ただし、適当に冷凍すると食感が悪くなることもあるため、玄米をおいしく冷凍するためのコツを紹介します。

玄米をおいしく冷凍する4つのコツ

玄米をどのように冷凍するかによって、解凍した時のおいしさに違いが出てきます。これから紹介するコツを抑えれば、解凍後も炊き立てと同じようなおいしさを味わえるでしょう。

  • 急速冷凍する

  • 炊き立てをすぐ包む

  • 丸く平たい形で包む

  • できるだけふんわり包む

玄米を冷凍するときは、炊き立ての玄米を冷凍するのでやけどしないように注意してください。

急速冷凍する

おいしさを閉じ込めるために、炊き立ての玄米を急速に冷凍するのをおすすめします。冷凍までの時間が長ければ長いほど、玄米のおいしさは低下していきます。

冷凍するまでの時間を短くするために、玄米が炊き上がったらしゃもじなどを使って、1食分くらいの小分けでラップなどで包みます。その後、100均などで売っている金属のバットの上で冷ますのがおすすめです。

金属のバットは熱伝導率が高いため、玄米の熱がバットに伝わりやすくなっており、効率的に冷めていきます

あとは頃合いをみて、冷凍庫に入れて冷凍してください。

炊き立てをすぐ包む

玄米は空気に触れると酸化が進行してしまい、風味が失われていきます。玄米が炊き上がったらすぐラップなどで包んでいきましょう。

アツアツで水蒸気が出ている間に包み込むのがベストです。

解凍した玄米がパサついてしまうのは、すぐ包んでいないのが主な原因です。なるべく早く、極力空気を入れないように包むのがコツです。

丸く平たい形で包む

冷凍するときには、短時間で包むだけではなく、玄米を包む形にも注意しましょう。

よくおにぎりの形に包む方が多いですが、この形のまま冷凍すると、解凍する時に加熱ムラが発生して、全体が均一に解凍されません

おすすめは、丸く平たい形に包むことです。

この形であれば、解凍時の加熱ムラが少なくおいしく召し上がりいただけます。さらに、おにぎりの形と比べて早く冷凍されるので、丸く平たくを意識して包みましょう。

できるだけふんわり包む

空気を極力入れないように注意しなければいけないですが、空気を抜くために力をこめて玄米を潰さないようにしましょう。

力を入れてしまうと玄米が潰れて食感が悪くなってしまうため、空気を極力抜いた上で、ふんわりと包みましょう。

この時もなるべく時間をかけず、丸く平たい形を徹底すればおいしさをキープできます。粗熱をとって、さらにジップロックに入れて2重で密閉すれば、解凍後の玄米は炊き立て同然のおいしさになっているはずです

冷凍した玄米が1段階おいしくなる解凍方法3選

おいしさをキープする冷凍方法をした玄米を、もう1段階おいしくなる解凍方法はどのような方法があるのでしょうか。おいしくなる解凍方法を3つ紹介したいと思います。

  • 蒸し器を使う方法

  • 電子レンジを使う方法

  • フライパンで蒸す方法

どの方法を使ってもおいしくなることに間違いなく、方法に大きな優劣はありませんので、ご自宅にある調理器具で実践してみてください。

玄米の解凍に1番重要なのは、「蒸らし」です。

蒸し器を使う方法

自宅に蒸し器がある場合、ムラなく解凍できるためおすすめです。他の方法よりも手間がかかってしまいますが、その分おいしく解凍できるので時間に余裕のある方は、ぜひ試してみてください。

普段蒸し器を使用する時と同じように、蒸し器を十分に温めてから冷凍の玄米を入れて温めてください。玄米はクッキングシートや布巾の上に間隔を空けて並べ、中火〜強火でむしていきましょう。

おおよそ5分〜10分の蒸らしがベストで、蒸らし過ぎはベタつくので注意が必要です

蒸している途中に、ほぐすことで全体に熱がムラなく行き届くようにすると、ふっくらしたおいしい玄米になります。

電子レンジを使う方法

蒸し器がない場合は、電子レンジを使用する方法もあります。電子レンジは蒸し器よりも早く済むので、日々が忙しい方にピッタリです

電子レンジでの解凍方法は、まず冷凍した玄米を取り出し、しばらく常温でおいてください。すると、玄米を包んでいたラップやジップロック内部に水滴が付き始めます。この水滴がとても重要になっていきます。

下準備は以上で、500Wか600Wで1分30秒〜2分30秒温めてください。この時、先ほど準備した水滴が水蒸気に変わり、玄米を満遍なく蒸らしてくれます。

フライパンで蒸す方法

フライパンを使えば、蒸し器と同じ原理で玄米を解凍できます。フライパンを使った具体的な方法を紹介します。

まず、深めのフライパンと茶碗を用意しましょう。次にフライパンに水をはり、その中に茶碗を置きます。その茶碗の中に玄米を入れて、沸騰してから弱火で10分〜15分火にかけてください。

蓋をすれば、簡易的ですが蒸し器と同じ原理で玄米の解凍を可能にできます。その他の方法と同じように、途中でほぐして全体に熱が伝わるようにしましょう。

ふっくらしたおいしい玄米にするためには、蒸らしが重要なことを覚えておきましょう。

冷凍した玄米を使ったおすすめレシピ2選

おいしく冷凍した玄米をおいしく解凍する方法を解説してきました。そのおいしい玄米を使ったおすすめのレシピを紹介します。

  • 枝豆と塩昆布のゆかりおむすび

  • 鶏むね肉としめじの玄米リゾット

どちらの食品も管理栄養士監修のレシピなので、おいしいだけではなく、栄養も豊富なのでぜひ作ってみてください。

【レシピ1】枝豆と塩昆布のゆかりおにぎり

材料(2合分)

  • mybrown(発芽玄米)発芽玄米 1合

  • 精白米 1合

  • 冷凍むき枝豆 80g

  • 塩昆布 15g

  • ゆかり 大さじ1

作り方

  1. 玄米と精白米を混ぜて炊飯する。枝豆は加熱し、水気をペーパータオルで除いておく。

  2. 炊けた①に枝豆、塩昆布、ゆかりを加えて混ぜる。

  3. ②を握って完成。

参考:mybrownレシピvol.2 枝豆と塩昆布のゆかりおむすび

【レシピ2】鶏むね肉としめじの玄米リゾット

材料(2人分)

  • mybrown(発芽玄米) 240g

  • 鶏むね肉 100g

  • しめじ 50g

  • 玉ねぎ 40g

  • みじん切りにんにく 小さじ1

  • 乾燥パセリ 適量

  • オリーブオイル 大さじ1/2

  • 塩こしょう 適量

◎印の材料

  • ◎カットトマト缶詰 1/2缶(200g)

  • ◎水 120cc

  • ◎顆粒コンソメ 小さじ2

  • ◎粉チーズ 大さじ2~

作り方

  1. 鶏むね肉を小さめの一口大に切る。玉ねぎをみじん切りにする。ぶなしめじを食べやすい大きさに手でさく。

  2. 鍋にオリーブオイルをひき、鶏むね肉と玉ねぎを入れて肉の色が変わるまで炒める。その後ぶなしめじを加えて軽く炒める。

  3. 材料◎を入れて沸騰させ、mybrown(玄米)を加えて軽く加熱する。

  4. 塩こしょうで味を整え、乾燥パセリを散らして完成。

参考:mybrownレシピvol.1 鶏むね肉としめじの玄米リゾット

冷凍した玄米に関するよくある質問とは?

ここでは代表的な質問について回答します。

  • 冷凍した玄米はまずい?

  • 冷凍玄米は自然解凍して問題ない?

どちらも玄米をおいしく食べる上で大切な要素のため、最後まで読んでいただき参考にしてください。

冷凍した玄米はまずい?

玄米を冷凍してしまうと、多少風味や栄養価が落ちてしまう可能性はありますが、明らかにまずくなることはありません。

まずくなる原因として、炊きたての玄米を冷凍するまでに時間がかかってしまっていたり、冷凍方法が良くなかったりした場合です。

しかし、冷凍保存が長期間続くと味が落ちてきてしまうため注意しましょう。冷凍し始めて1週間をすぎると、どんどん味と風味が落ちてくるので、なるべく早めに食べることをおすすめします

冷凍玄米は自然解凍して問題ない?

冷凍玄米は自然解凍に適していません。玄米を自然解凍してしまうと、玄米がべちゃべちゃになってしまいます

こうなってしまうと、味や風味、食感が大幅に低下して玄米がまずくなってしまうため、十分注意しましょう。

また、常温で長期間放置してしまうことになるので、雑菌の繁殖の懸念があります。玄米をおいしく食べられないだけではなく、健康被害のリスクも高まるので、衛生面の観点でも自然解凍は避けましょう。

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玄米は、冷凍方法や解凍方法を工夫すれば炊きたてのように、おいしく召し上がることができます。また、多くの栄養が詰まっているので日々運動する方や、アスリートなど栄養を気にする方にとっては、とてもうれしい食材です。

白米と違い、玄米には多くの栄養素が詰まっており「完全栄養食」とまで呼ばれていますが、食べるまでの下準備が長くて、食べるのが億劫になってしまいがちです。

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