FARMERS
- 岡山県 かつて沖新田と呼ばれていた地域
- 沖新田ファーム

舞台の世界から大地へ。未来へつなぐパートナーの米作り
| エリア | 岡山県 沖新田と呼ばれる地域 |
|---|---|
| 栽培方法 | 有機栽培 |
| 品種 | 朝日 |
| FARMER | 佐藤 真一さん |
テーマ
1.安心こそが最高の美味しさ
きっかけは食に敏感な一人の子供の笑顔から。「美味しい」の前にまず「安心」を。体に優しい農法を追求し続ける誠実な米作り。
2.若きアスリートを支える「必勝メシ」
強豪・おかやま山陽高校空手部の寮に届けられるお米は、日々の厳しい稽古に励む選手の原動力に。未来のトップアスリートの体を作る、信頼の一粒。
3.200年の歴史が宿る大地
かつては海だった干拓地。先人たちが塩害と闘い、血と汗で切り拓いた大地で育つ米は、その歴史と力強さを感じる、奥深い味わいが特徴。
岡山県の南部に広がる、沖新田と呼ばれる地域。その広大な田園風景は、約200年前に人の手で海を切り拓いて作られた干拓地です。かつて舞台関係の仕事に20数年携わってきた佐藤真一さんが、この土地で米作りを始めたのは8年前、40歳の時でした。
「この地域の田んぼが、どんどん売られて建物に変わっていく。これじゃダメだと思ったんです。自分たちの子供の頃の景色を守りたいし、何よりこの土地で育った米を地元の人に食べてほしくて。」
故郷の未来を憂い、彼は全くの異業種から農業の世界へ。先人たちの苦労と情熱が染み込んだ土を受け継ぎ、未来へつなぐ。パートナーの今宮さんと二人三脚で営む沖新田ファームの米作りには、ただ美味しいだけではない、熱く、温かい物語が詰まっています。
きっかけは「体に優しいお米」
自然に寄り添った有機栽培を本格的に始めたのは3年前。そのきっかけは、食に敏感な近所のお子さんでした。「普通のお米だと少し心配で…」という声を聞き、レンゲを緑肥として利用したお米を届けたところ、「これなら喜んで食べてくれる!」と、食卓に笑顔が戻ったのです。その経験から「心から安心して食べてもらえるものを届けたい」という想いが一層強くなりました。
「このお米は自信を持っておすすめできます、と胸を張って伝えたいんです」
美味しさの前に、まず安心して口にできること。それが沖新田ファームの揺るぎない信念です。
若き獅子たちの「必勝メシ」
その想いと品質は、今宮さんの息子さんが在籍する地元の強豪・おかやま山陽高校空手部の寮にも届けられています。厳しい稽古で体を酷使する育ち盛りの部員たちにとって、食事は資本。寮生からは「いつものお米と味が全然違う!早く沖新田ファームのお米を頼んでください!」という声が上がるほど、その味の違いは歴然です。
日々の厳しい稽古に励む選手たちの食卓を力強く支えており、同寮からは空手の全国大会で個人優勝を果たす選手が誕生するなど、道場はますます活気づいています。「必勝メシ」として、若きアスリートたちの活躍を力強く後押ししています。
未来の土づくりへの挑戦
現状に満足せず、常により良い農法を模索する佐藤さん。今年からは新たな挑戦として、地元・牛窓にあったマッシュルーム工場の菌床(培地)を堆肥として活用する試みを始めます。ワラや栄養分が豊富に含まれたこの有機堆肥が、土壌の微生物を活性化させ、稲の生命力をさらに引き出してくれるはずです。この秋、新たな味わいが生まれるかもしれません。

沖新田ファームのお米
佐藤さんと今宮さんの情熱と、200年の歴史が刻まれた大地の恵みが凝縮された、沖新田ファームのお米。播種、田植え、稲刈りといった節目は必ず「大安」の日に行うという、師匠から受け継いだこだわりも、米に特別な力を与えているのかもしれません。
その一粒一粒には、地域の未来を想う温かい心が込められています。安心で、力強く、どこか懐かしい味わいを、ぜひご家庭の食卓でご堪能ください。まずは、お米本来の味が一番わかる「塩むすび」で、その違いを実感してみてください。


