玄米の正しい研ぎ方は?美味しく食べるための3つのコツや手軽に食べられる玄米を紹介


「玄米の正しい研ぎ方がわからない」
「自分で炊くと、どうもパサパサして美味しくない」

健康のために玄米を食生活に取り入れたいけれど、このような悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。白米と同じように炊いてしまうと、玄米特有の硬さやぬか臭さが残り、美味しく仕上がりません。

しかし、正しい手順で研ぎ、いくつかのコツを押さえるだけで、玄米は驚くほど美味しくなります。

本記事では、初心者でも失敗しない「玄米の正しい研ぎ方【5STEP】」から、炊き上がりを格段に良くする「美味しく食べるための3つのコツ」までを詳しく解説します。

さらに、「研ぐ手間すらかけたくない」という方に向けて、手軽で美味しい玄米が楽しめるサブスクリプションサービス「mybrown」も紹介します。手間をかけず玄米を楽しみたい方はぜひ以下のページからご確認ください。

玄米の正しい研ぎ方【5STEP】

玄米を美味しく炊き上げるためには、以下のような基本となる研ぎ方が重要です。白米とは少し違う手順を踏むことで、玄米の表面にある硬いぬか層に傷がつき、吸水しやすくなります。

  1. 計量カップで正確に玄米の量を測る

  2. ザルですすいで表面の汚れを落とす

  3. 玄米を擦り合わせるように研ぐ

  4. 研ぎ汁の色が薄くなるまでザルですすぐ

  5. 十分研げているか確認する

ここでは、誰でも簡単に実践できる玄米の正しい研ぎ方を、以下の5つのステップに分けて解説します。

1.計量カップで正確に玄米の量を測る

まず、炊きたい分量の玄米を計量カップで正確に測ります。美味しい玄米を炊く上で、お米と水の分量をきっちり合わせることは基本中の基本です。

計量する際は、必ずお米専用の計量カップ(1合=180ml)を使い、山盛りに入れた後、箸やすりきり棒で平らにならして測りましょう。誤差があると炊飯時の水分量に影響が出て、炊き上がりが硬くなったり、逆にべちゃっとしてしまったりする原因になります。

2.ザルですすいで表面の汚れを落とす

次に、計量した玄米をザルに入れ、ボウルに溜めた水で表面の汚れやホコリを落とします。玄米は最初に触れた水を吸収しやすいため、ぬか臭さの原因となる研ぎ汁を吸ってしまわないよう、最初のすすぎは特に手早く行うのがポイントです。

ザルに入れた玄米を水の中で2〜3回、優しくかき混ぜるようにしてすすぎ、すぐに水を捨てます。この工程で、玄米の表面についている不純物を取り除き、炊き上がりの雑味を軽減させます。まだこの段階では、ゴシゴシと研ぐ必要はありません。

3.玄米を擦り合わせるように研ぐ

表面の汚れを落としたら、いよいよ玄米を研いでいきます。ザルに入れた玄米を、ボウルやシンクの底に押し付けるようにして、手のひら全体で円を描くように擦り合わせましょう。

この工程の目的は、玄米の表面に細かい傷をつけて吸水しやすくすることです。力を入れすぎると玄米が割れてしまい、炊き上がりの食感が悪くなる原因になるため、あくまで優しく擦り合わせるように研ぐのがコツです。拝むように両手で玄米を挟み、すり合わせるように研ぐ方法も良いでしょう。このひと手間が、ふっくらとした炊き上がりにつながります。

4.研ぎ汁の色が薄くなるまでザルですすぐ

玄米を研いだ後は、再びすすぎの工程に入ります。研ぐことで出てきたぬかや細かい汚れを洗い流すため、水を注いでは捨てる作業を繰り返します。

水を注ぎ、軽くかき混ぜて水を捨てる、という流れを2〜3回繰り返しましょう。回数を重ねるごとに、濁っていた研ぎ汁がだんだんと薄くなっていきます。水が半透明になるくらいが、すすぎ完了の目安です。

ここでしっかりとすすいでおかないと、ぬか臭さが残ってしまい、炊き上がりの風味が悪くなる原因になります。

5.十分研げているか確認する

最後のステップとして、玄米が十分に研げているかを確認します。研ぎ終わった玄米の表面をよく見てみましょう。

研ぐ前と比べて、玄米の表面が全体的に少し白っぽくなり、ぬかの層が取れていれば研ぎ終わりのサインです。確認できたら、ザルでしっかりと水気を切っておきます。ここで水切りをきちんとしておくと、次の浸漬の工程で正確な水分量を保てます。

もし研ぎ残しがあると、炊き上がりの食感が硬くなったり、雑味の原因になったりするため、最後のチェックを怠らないようにしましょう。

玄米をより美味しく食べるための3つの方法

正しい方法で研いだ玄米は、炊き方を少し工夫するだけで、さらに美味しくなります。玄米特有の食感や風味を最大限に引き出す、簡単な3つのコツを紹介します。

  • 炊く前に6時間浸漬する

  • 炊飯器の「玄米モード」を活用する

  • 少量の塩を入れて炊く

これらの方法を取り入れることで、いつもの玄米がワンランク上の美味しさに変わります。

炊く前に6時間浸漬する

玄米を炊く前には、たっぷりの水に浸して十分に吸水させることが重要です。浸漬時間の目安は、最低でも6時間です。

玄米は白米と比べてぬか層が硬いため、内部まで水分が浸透するのに時間がかかります。6時間ほど浸漬させることで、玄米の中心までしっかりと水分が行き渡り、炊き上がりがふっくらと柔らかくなります。

夏場など室温が高い時期は、水が傷むのを防ぎ、匂いの発生を抑えるために冷蔵庫で浸漬するのがおすすめです。浸漬時間が不十分だと、芯が残った硬い炊き上がりになりがちなので、時間をかけてじっくり吸水させましょう。

なお、後ほど紹介する「mybrown」の玄米は無洗米発芽加工されているため、浸漬なしでも美味しく炊き上がります。

玄米の浸漬時間についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

玄米の浸水(浸漬)時間が長すぎるとどうなる?浸水時間の目安や4つのポイント

炊飯器の「玄米モード」を活用する

お使いの炊飯器に「玄米モード」があれば、ぜひ活用しましょう。

玄米モードは、硬い玄米を美味しく炊くために、白米モードよりも低い火力でじっくりと時間をかけて炊飯するように設計されています。ゆっくり加熱することで玄米の芯まで熱が通り、柔らかくもちもちとした食感に仕上がります。

また、玄米モードは水加減や火加減が最適に設定されているので、誰でも安定しておいしい玄米が炊けます。もし白米モードで炊く場合は、玄米1合に対して水を大さじ1〜2杯多めに入れるなど、水分量の調整が必要になります。

玄米の炊き方について、より詳しい情報を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

玄米のおいしい炊き方を5STEPで解説!失敗しないための5つのポイントもご紹介

少量の塩を入れて炊く

玄米を炊く際に、ひとつまみの塩を加えるのも、簡単に美味しさを引き立てる秘訣です。

塩には、水の浸透圧を高め、玄米の吸水率を上げる働きがあります。

さらに、塩は玄米本来の自然な甘みや旨味を引き出す役割も果たしてくれます。ほんの少し加えるだけで、味に深みとコクが生まれ、より一層美味しく感じられるでしょう。

なお、炊飯にミネラルウォーターを使う場合は、ミネラル分の少ない「軟水」を選ぶと、玄米の風味を損なわずに炊き上げられます。

玄米サブスク「mybrown」がおすすめな4つの理由

ここまで玄米の研ぎ方や炊き方のコツを紹介してきましたが、「もっと手軽に美味しい玄米を食べたい」と感じた方もいるのではないでしょうか。そんな方には、玄米のサブスクリプションサービス「mybrown」がおすすめです。

「mybrown」がなぜおすすめなのか、その理由を4つのポイントに絞って解説します。

  • 炊飯の前に研ぐ必要がなく準備の手間を省けるため

  • 浸漬せずすぐに炊けるため

  • 玄米が自宅に届くことで買い物の手間を省けるため

  • 全国各地の玄米を食べ比べられるため

どの商品の玄米を購入するか迷っている方は、ぜひご参考ください。

炊飯の前に研ぐ必要がなく準備の手間を省けるため

無洗米加工された「mybrown」はこれまで解説してきたような研ぐ工程をすべて省略でき、準備にかかる時間を大幅に短縮できます。

水で軽くすすぐだけで炊飯できるので、玄米を炊くのが初めてという方でも迷うことなく調理可能です。

また、忙しい毎日の中で、少しでも家事の手間を減らしたい方にとって、研ぐ必要がないのは大きなメリットといえるでしょう。

浸漬せずすぐに炊けるため

「mybrown」の玄米は浸漬加工をしているので、通常は6時間以上かかる浸漬の工程を省略でき、すぐに炊飯可能です。

忙しい日の夕食や、急にお米が必要になったときでも、炊飯器にセットするだけで簡単に美味しい玄米ごはんが準備できます。時間がかかるという玄米調理のハードルを下げてくれるため、より気軽に食生活へ取り入れられます。

もちろん、時間があるときには浸漬させることで、さらにモチっとした食感を楽しむこともできます。

玄米が自宅に届くことで買い物の手間を省けるため

「mybrown」は、定期的にお米を自宅まで届けてくれるサブスクリプションサービスです。これにより、お米を切らしてしまう心配がなくなり、常に美味しい玄米を手元にストックしておけます。

特に、仕事や育児で忙しい家庭や、買い物が大変な一人暮らしの方にとっては非常に便利なサービスです。

また、決まったサイクルで自宅の玄関先まで届けてくれるので、買い物の手間を気にすることなく玄米生活を続けられます。

全国各地の玄米を食べ比べられるため

「mybrown」では、日本全国から厳選された様々な品種の玄米を取り扱っています。毎月違う地域の玄米が届くため、自宅にいながら全国の味を旅するように楽しめます。

品種によって異なる食感や香り、甘みの違いを比較しながら味わえるので、飽きずに玄米食を続けられるのが魅力です。普段はスーパーマーケットなどでは手に入りにくい珍しい品種の玄米を、家庭で手軽に試せるのも嬉しいポイントです。

玄米の研ぎ方・炊き方に関するよくある質問

ここでは、玄米の研ぎ方や炊き方に関して、多くの方が抱く疑問にお答えします。詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

  • 玄米は研がないとどうなりますか?

  • 白米と玄米を混ぜて炊くときの注意点はありますか?

それぞれ、以下で解説していきます。

玄米は研がないとどうなりますか?

玄米を研がずに炊いてしまうと、ぬかや汚れが残ってしまい、吸水が不十分になるため、美味しく仕上がらない可能性が高いです。

研がずに炊いた場合、以下のような状態になりがちです。

  • 風味が悪くなる

  • 炊き上がりが硬くなる

  • 食感にムラが出る

そのため、美味しい玄米を食べるためには、研ぐ工程は欠かせません。

白米と玄米を混ぜて炊くときの注意点はありますか?

白米と玄米を混ぜて炊くことは可能ですが、美味しく仕上げるには以下の注意が必要です。一番のポイントは、白米と玄米では吸水時間と硬さが異なるため、そのまま一緒に炊くと食感に差が出やすい点です。

対策として、まず玄米だけを先に研いで、最低でも2時間以上浸漬させます。その後、洗った白米と混ぜて炊飯器のスイッチを入れましょう。両者の硬さが近くなり、食感のバランスが良くなります。

水加減については、硬い玄米に合わせて、炊飯器の目盛りよりも少し多めに設定するのがおすすめです。

なお、白米と玄米を混ぜるメリットや、さらに詳しい炊き方については、こちらの記事で解説しています。

玄米と白米を混ぜる3つのメリットとは?注意すべきポイントや美味しく食べる方法

玄米を食べるなら研ぐ必要がない「mybrown」がおすすめ

玄米は正しい研ぎ方と炊き方を押さえることで、硬さやぬか臭さを抑え、ふっくらと美味しく仕上がります。

本記事では、初心者でも実践できる研ぎ方【5STEP】や、炊飯時の工夫で味わいを高める3つのコツを紹介しました。

計量から研ぎ、浸漬に至るまでの手順を踏むことで、雑味のない自然な旨みを引き出せます。

しかし、無洗米加工済みで研ぐ必要がなく、浸漬も不要な玄米をお探しの方は「mybrown」が最適です。毎日食べるものだからこそ、手軽で美味しい「mybrown」で、無理なく健康的な食生活を始めてみてはいかがでしょうか。