玄米の保存方法とは?保存におすすめの5つの容器や保存する際の注意点を解説

「玄米はどうやって保存するのがよいの?」
「玄米が傷んでるのはどう見分けるの?」

健康志向の高まりとともに、日々の食事に玄米を取り入れる方が増えています。しかし、いざ玄米を購入してみたものの、正しい保存方法がわからず、風味を損ねてしまったり、食べられなくなってしまったりするケースも少なくありません。

本記事では、おすすめの保存容器5選や保存時の注意点、玄米が傷んだサインなどを詳しく解説します。

できるだけ長く保存したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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玄米のおすすめの保存方法

玄米のおすすめの保存方法

ここでは、玄米のおすすめの保存方法を詳しく解説します。
  • 常温保存
  • 冷蔵保存
  • 炊いた玄米の保存方法
自分のライフスタイルや玄米の消費ペースに合わせて、最適な保存方法を選びましょう

常温保存

玄米を常温で保存する場合、「風通しが良く湿度の低い場所」を選ぶのが大切です。特に、直射日光が当たらず、温度変化の少ない冷暗所に保存するのが理想的です。

また、密閉容器に入れて保存すると、湿気や虫の侵入を防ぎ、玄米の品質を保ちやすくなります。湿度や温度がさほど高くなく、風通しのいいパントリーなどに保存しておけば長期間保存できるでしょう。

ただし、夏場の気温が高い時期は、玄米の劣化が進みやすくなるため、常温保存はあまりおすすめできません

冷蔵保存

玄米をより長期間保存したい場合には、冷蔵庫での保存がおすすめです。特に気温と湿度が高くなる夏場は、玄米の品質を維持するためにも、冷蔵保存を推奨しています。

冷蔵庫に入れる際は、タッパーやジップロック付きの保存袋などの密閉できる容器に小分けにしてから保存しましょう。

特に、冷蔵庫の中でも野菜室は、温度と湿度が比較的安定しており、野菜室で適切に保存すれば、より長い期間玄米のおいしさを維持できます。

ただし、冷蔵保存であっても、1~2ヵ月以上経過すると徐々に風味や食感が落ちてくる可能性があるので、早めの消費を心がけましょう。

炊いた玄米の保存方法

炊いた玄米を保存する場合は、できるだけ早く、適切な保存が大切です。

まず、炊き上がった玄米は、温かいうちに1食分ずつ小分けにし、ラップでぴったりと包むか、密閉できる保存容器に入れます。この際、玄米を平たく薄く広げるようにすると、粗熱が取れやすく、均一に冷凍・解凍されやすくなります。

粗熱が取れたら、速やかに冷蔵庫または冷凍庫に移し、保存しましょう。冷蔵保存の場合は、2~3日以内を目安に食べ切ってください。また、冷凍保存の場合、1ヵ月程度はおいしくいただけます。

玄米の保存におすすめの5つの容器

玄米の保存におすすめの5つの容器
ここでは、玄米の保存におすすめの容器を5種類ご紹介します。
  • プラスチック容器
  • ガラス容器
  • ホーロー
  • 木製の容器
  • ペットボトル
それぞれのメリットとデメリット、特徴を理解したうえで、最適な容器を選びましょう

プラスチック容器

プラスチック製の容器は、比較的安価で販売されており、軽量で扱いやすいのがメリットです。

また、さまざまなサイズや形状があるため、保存したい玄米の量やキッチンのスペースに合わせて選びやすいのも魅力です。密閉性が高い製品を選べば、湿気や虫の侵入を防ぐことができ、カビや害虫対策にも役立ちます。

さらに、水洗いが簡単で、劣化や破損もしにくいため、繰り返し長期間使用できる素材です。

ただし、匂い移りや色素沈着、熱による変形などのリスクがあるため、取り扱いには注意が必要です。

ガラス容器

ガラス製の容器は匂いが移りにくく、食品の風味を損なわないメリットがあります。密閉性の高い蓋が付いているものを選べば、湿気や酸素を効果的に遮断し、玄米を長持ちさせられます。

また、ガラス容器はある程度の重量があり、中に玄米を入れても安定感があるため、誤って倒してしまうリスクが低いのもメリットです。

ただし、衝撃に弱く、落としたりぶつけたりすると割れてしまう危険性があるため、取り扱いには十分に注意しましょう。

加えて、透明なガラス容器は光を通しやすく、遮光性はあまり高くないため、直射日光が当たる場所は避けて保存する必要があります。

ホーロー

ホーロー
ホーロー製の容器は、金属の表面をガラス質でコーティングして作られており、日常的な使用で傷つきにくいのが特徴です。汚れや匂いがつきにくく、掃除がしやすいのもメリットです。

また、玄米だけでなく、他の食品の保存にも適しており、酸やアルカリにも強いため、梅干しや漬物などの保存にも向いているでしょう。

ただし、強い衝撃を与えると表面のガラス質が欠けたり、ひび割れする可能性があります。加えて、欠けた部分から金属が露出し、錆びの原因になることもあるため、丁寧な取り扱いを心がけてください。

木製の容器

木製の容器で保存するのも適した方法で、特に桐(きり)で作られた米びつは人気があります。

木材には調湿機能で容器内の湿度を一定に保つ働きがあり、湿度が高い時期でも玄米が湿気るのを防ぎ、カビの発生を抑制する効果が期待できます

また、桐材など一部の木材には、天然の防虫成分が含まれているものもあり、虫が発生しやすい夏の時期も安心して保管できるでしょう。

ただし、木製の容器は、蓋の形状や密閉性によっては、埃や小さな虫が侵入しやすい場合もあります。そのため、蓋がしっかりと閉まるタイプのものを選んだり、設置場所に注意するなどの対策が必要です。

ペットボトル

ペットボトルは密閉性が高く、キャップをしっかりと閉めれば、湿気や酸素の侵入を効果的に防ぎ、玄米の鮮度を保つのに役立ちます

さらに、縦長でスリムな形状のため、冷蔵庫のドアポケットなど、限られたスペースでも保存できます。

ただし、内部に水分が残っているとカビの原因になるため、必ず完全に乾燥させてから玄米を入れましょう。

玄米が正しく保存できていない時に出る3つのサイン

玄米が正しく保存できていない時に出る3つのサイン
ここでは、玄米が正しく保存できていない時に現れる3つのサインに関して解説します。
  • 玄米の色が変色している
  • 匂いが強く湿った手触りをしている
  • 玄米が糸を引いている
上記のサインを理解し、万が一異変を感じた場合は食べるのを控えるようにしましょう。

玄米の色が変色している

玄米の色が普段と異なり変色している場合は、品質が低下している可能性が高く、カビが生えている場合がほとんどです。

健康な玄米は通常、「淡い茶色」や「ベージュ色」をしています。しかし、カビが生えると、白っぽい綿のようなものや、赤、青、黒などの斑点状の変色が見られる場合があります。万が一、大きな色の変化があった場合は、食べるのを避けましょう

ただし、玄米の表面に見られる小さな黒点は虫食いの跡である場合もあり、食べてもほとんど問題はありません。

匂いが強く湿った手触りをしている

玄米から普段とは異なる強い匂いがしたり、触った時に湿ったような感触があった場合も、正しく保存できていない可能性があります。

健康な玄米は、ほんのり香ばしい自然な香りがしますが、カビが生えたり腐敗が進んだりすると、酸っぱいような刺激臭や、古米のようなカビ臭い不快な匂いが発生します。

また、いつもよりもしっとりとしていたり、べたつくような湿った感触があったりする場合、玄米が湿気を吸ってしまっているか、カビが繁殖して水分を含んでいるかもしれません

特に、上記のようなサインは湿度が高い環境で保存していた場合に起こりやすいため注意が必要です。

玄米が糸を引いている

玄米がクモの巣のような細い糸を引いている場合は、虫が卵を産み付けている可能性が高いです。

そのため、玄米の中に糸状のものが見つかったり、米粒が不自然に塊になっていたりする場合は、害虫の発生を疑うべきです。

アレルギー反応を引き起こすリスクや、衛生面での懸念も考慮すると、食べるのは避けた方が賢明です。特に、虫が大量に発生している場合は、廃棄するのも検討しましょう。

玄米を保存する際に注意すべき4つのポイント

玄米を保存する際に注意すべき4つのポイント
ここでは、玄米を保存する際に特に注意すべき4つの点を解説します。
  • 約1ヵ月で食べ切れる量がおすすめ
  • 食品同士が直接触れないように保存する
  • 唐辛子や防虫剤を使って保存する
  • 購入後はすぐに開封して専用の容器に移し替える

上記の注意点を守れば、玄米の風味や栄養を最大限に保ちながら、安心して食生活に取り入れられるため、ぜひ参考にしてみてください。

約1ヵ月で食べ切れる量がおすすめ

玄米を保存する際、一度に大量購入するのではなく、1ヵ月程度で食べ切れる量を目安に購入するのがおすすめです。

玄米は白米と比較して保存性が高いとはいえ、時間とともに少しずつ風味や食感は劣化していきます。適切な方法で保存すれば数ヵ月間は品質を保てますが、できるだけ新鮮なうちに食べる方が、玄米本来のおいしさや栄養価を得られるでしょう。

また、万が一保存方法を誤ってしまった場合に、多くの玄米を無駄にしてしまうリスクもあります

そのため、約1ヵ月の間に食べ切れる量を定期的に購入するのがおすすめです。

食品同士が直接触れないように保存する

食品同士が直接触れないように保存する
冷蔵庫やパントリーでは、玄米以外にもいくつか食品を保存している場合が多く、玄米を保存する際には他の食品と直接触れ合わないように注意が必要です。

玄米は、周囲の匂いを吸着しやすい性質をもっています。ネギやニンニク、香辛料などの香りの強い食品の近くに置いておくと、匂いが玄米に移ってしまい、風味が損なわれてしまう可能性があります。

そのため、玄米を密閉性の高い専用の容器に入れ、食品同士の間隔に余裕を持って玄米を保存し、直接的な接触を避けるように心がけましょう。

唐辛子や防虫剤を使って保存する

唐辛子や防虫剤の利用は、玄米を害虫から守るために手軽で取り組みやすい対策の一つです。

米びつの中に数本の乾燥唐辛子を入れておくと、唐辛子に含まれる辛味成分「カプサイシン」が、コクゾウムシなどの穀物害虫を寄せ付けにくくする効果を期待できます。

また、市販されている米びつ用の防虫剤には、天然成分を使用したものや、お米に匂いが移りにくいタイプなどさまざまな製品があり、手軽に防虫効果を得られるでしょう。

ただし、防虫剤を使用する場合は、製品の使用方法や交換時期をよく確認し、適切な使用が大切です。

購入後はすぐに開封して専用の容器に移し替える

玄米をおいしく保存するためには、購入後できるだけ速やかに元の袋から取り出し、専用の保存容器に移し替えるのも大切です。

購入時の米袋は、通気性を考慮して小さな穴が開いている場合が多く、完全に密閉されているわけではありません。袋のまま長期間保存していると、湿気を吸ったり、虫が侵入したり、他の食品の匂いが移ったりするリスクが高まります。

また、一度開封してしまった袋を輪ゴムやクリップで口を縛った場合でも、密閉容器に比べると密閉性は低下し、カビや虫が発生する恐れがあります。

そのため、購入後のままの状態ではなく、プラスチックやホーローなどの容器に移して保存するのがおすすめです。

玄米を定期的に購入するなら「mybrown」がおすすめ

玄米を定期的に購入するなら「mybrown」がおすすめ
玄米をおいしく健康的に食生活に取り入れるためには、適切な保存方法が欠かせません

季節や湿度に応じて常温保存や冷蔵保存を使い分けたり、密閉性の高い容器を選ぶなどの工夫が必要です。

また、保存状態が悪ければ、カビや虫が発生し、せっかくの玄米の風味や鮮度が損なわれてしまう可能性があります。

適切に保存すれば玄米は数ヵ月間おいしい状態を保てるため、本記事で紹介した保存がおすすめです。

なお、mybrownでは、全国各地の玄米を試せるサブスクサービスを展開しています。一食あたり※100円程度から始められるお手頃価格です。また、1袋は450g(3合)と大容量でないため、長期間の保存になりにくく、玄米の風味を味わっていただけます。
※150g(炊飯後)での計算

おいしい玄米を継続して食べたい方は、以下より詳細をご確認ください。

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