コシヒカリの3つの特徴|選び方やおいしく食べる方法を解説

「コシヒカリにはどんな特徴があるのだろう」
「よりおいしいコシヒカリを選ぶポイントを知りたい」

このように、コシヒカリの魅力や選び方について疑問を持つ人は少なくありません。

日本を代表する品種として人気が高い一方で、具体的な特徴や玄米をおいしく味わうコツまで把握していないと、十分に魅力を活かせない場合があります。

本記事では、コシヒカリが持つ3つの特徴を分かりやすく解説します。また、おいしいコシヒカリを選ぶための視点や、コシヒカリ玄米をおいしく食べる方法もまとめました。

最後まで読むことで、コシヒカリの魅力をより深く理解でき、日々の食卓がさらに豊かになるでしょう。なお、全国の玄米が自宅に届く「mybrown」も手軽に始められて便利です。

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コシヒカリの3つの特徴


コシヒカリは、日本全国で愛されているお米の王様ともいえる品種です。多くの人々を魅了する、コシヒカリの主な3つの特徴を紹介します。
  • 粘りがあり甘みが広がる味わい
  • 炊き上がりにツヤがあり見た目が美しい
  • 冷めても硬くなりにくい
各特徴を詳しく見ていきましょう。

粘りがあり甘みが広がる味わい

コシヒカリの最大の特徴は、その強い粘りと口に含んだ瞬間に広がる自然な甘みです。

コシヒカリは、他のお米の品種に比べて「アミロース」の含有量が少ない傾向にあります。アミロースはお米に含まれるでんぷんの1種で、アミロースの含有量が多いと、炊き上がりが硬くパサパサとした食感になりやすい性質があります。

コシヒカリはアミロースが少ないため、もちもちとした粘り気の強い食感が生まれやすいです。噛むほどにお米本来の甘みが増し、その深い味わいは冷めてもしっかりと感じられます。

炊き上がりにツヤがあり見た目が美しい

コシヒカリは、炊き上がりの見た目が美しい点も大きな特徴です。

炊き上がったご飯は、一粒一粒のお米が立ち、白く輝くようなツヤが出ます。お米の表面に含まれるでんぷん層の構成が、炊飯時の熱と水分によって美しい光沢を生み出すのです。

お茶碗に盛り付けたときの輝きは食欲をそそります。見た目の良さが料理全体の印象を高めてくれるため、家庭用だけでなく、飲食店や贈答品、ギフトとしても人気です。

冷めても硬くなりにくい

コシヒカリは、冷めても硬くなりにくい特性をもっています。

お米は冷めるとでんぷんが硬くなりやすいですが、コシヒカリは適度な水分保持力があり、時間が経過してもパサつきにくいです。そのため、炊き立てのおいしさはもちろん、冷やご飯の状態でもおいしさが持続します。

この特徴から、コシヒカリはお弁当やおにぎりに使用するお米に適した品種です。外出先でも、コシヒカリならではのもちもちとした食感と甘みを楽しめます。

コシヒカリはあっさりした和食と相性が良い


コシヒカリがもつ上品な甘みとバランスの取れた旨みは、素材の味を活かすあっさりとした和食の味を引き立てます。

粘り気と甘みが強いため、濃い味付けのおかずよりも、塩味や出汁の旨みを大切にする日本の伝統的な食事によく合います。

例えば、焼き魚や煮物、おひたし、そしてお味噌汁といったシンプルな和食の献立と組み合わせると、お米の甘みとおかずの旨みが口の中で調和します。

もちろん、和食以外でも主菜や副菜の味を邪魔せず、料理全体と調和する点がコシヒカリの強みです。

おいしいコシヒカリの3つの選び方


コシヒカリと一口に言っても、産地や品質によって味わいは異なります。おいしいコシヒカリを選ぶための3つのポイントを紹介します。
  • 特A産地やブランド米を基準に選ぶ
  • 産地表示と等級ラベルを確認する
  • 精米日が新しいものを選ぶ
各項目の詳細を見ていきましょう。

特A産地やブランド米を基準に選ぶ

おいしいコシヒカリを選ぶ簡単な方法の1つが、有名な産地やブランド米を基準にすることです。

特に、新潟県の南魚沼産や佐渡産などは、品質が安定している代表的なブランド米として知られています。

また、一般社団法人日本穀物検定協会が発表する「米の食味ランキング」で、最高ランクである「特A」の評価を受けた産地のお米もおすすめです。特A評価は、お米の外観、香り、味、粘りなどを総合的に評価した結果です。

同じコシヒカリでも、地域ごとの土壌や気候条件によって、香りや甘みのバランスに違いが出ます。ブランド米を選ぶと、その品種がもつ本来の特徴をより強く感じやすいでしょう。

産地表示と等級ラベルを確認する

お米のパッケージに記載されている「産地表示」と「等級ラベル」の確認も重要です。

パッケージには「産地」「品種」「産年」の表示が義務付けられています。また「単一原料米」の表示は、100%その産地・品種のお米であることを示すものです。「ブレンド米」よりも、味や香りが安定しやすい傾向にあります。

さらに「一等米」などの等級ラベルも品質の目安になります。等級ラベルは、農林水産省が定める品位等検査(米粒の形や透明感、被害粒の割合など)に基づいたお米の品質評価の結果を示すものです。

精米日が新しいものを選ぶ

お米は生鮮食品と同じで、精米した瞬間から鮮度が落ちていきます。

精米から時間が経過すると、お米の表面が酸化し、風味や香りが落ちやすいです。そのため、お米を購入する際は、パッケージに表示されている「精米日」を必ず確認し、できるだけ日付が新しいものを選んでください。

購入した後も、お米のおいしさを長持ちさせるためには保存方法が大切です。お米は湿気や高温、直射日光を嫌います。密閉できる容器に移し替え、冷蔵庫の野菜室や風通しの良い冷暗所で保存するのが良いでしょう。

コシヒカリは白米だけでなく玄米もおすすめ


コシヒカリは白米でその粘りと甘さを楽しむのが一般的ですが、玄米の状態で食べるのもおすすめです。

玄米は、白米に精米される前の状態のお米で、栄養価の高い「胚芽」や「ぬか層」がそのまま残っています。白米と比べると、香ばしい風味としっかりとした食べ応えがあるのが特徴です。

玄米には、ビタミンB群やミネラル、食物繊維といった体に必要な栄養成分が多く含まれています。コシヒカリの玄米は、白米とはまた異なる風味があり、噛むほどに旨みが感じられます。

玄米の味や炊き方の詳細はこちらのページで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:玄米はどのような味がする?相性がよい4つの食材や炊き方のポイントを解説

コシヒカリ玄米をおいしく食べる4つの方法


玄米は白米に比べて炊飯が難しいイメージがあるかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえれば家庭でもおいしく炊けます。コシヒカリ玄米をおいしく食べるための4つの方法を紹介します。
  • 浸漬時間を約6時間とる
  • 水の量は玄米の1.5倍〜2倍を目安にする
  • 炊き上がり後すぐにほぐして蒸らす
  • 余った玄米は小分けにして冷凍保存する
各方法を詳しく説明していきましょう。

浸漬時間を約6時間とる

玄米は表面が硬いぬか層で覆われているため、白米よりも吸水しにくい性質があります。玄米を炊く前には約6時間を目安に、たっぷりの水に浸漬させる作業がおすすめです。

玄米に十分に水を吸わせると、炊飯時に熱が芯まで通りやすくなり、ふっくらとした炊き上がりになります。浸漬時間が短いと、芯が残った硬い炊き上がりになりやすいため注意が必要です。

もし浸漬時間を短縮したい場合は、炊飯器の「玄米モード」を活用する方法があります。また、炊飯の途中で差し水をする「びっくり炊き」などの方法で対処も可能です。

玄米の浸漬の詳細はこちらのページで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:玄米は浸漬(浸水)なしでも炊ける?必要な理由、調理法や美味しい炊き方を紹介

水の量は玄米の1.5倍〜2倍を目安にする

玄米を炊飯する際の水の量は、玄米の容量に対して1.5倍から2倍を目安にしてください。

玄米は白米よりも多くの水を必要とします。水を多めに加えることで、炊飯中に水分が玄米の芯まで浸透し、やわらかく仕上がります。水の量が少ないと芯が残りやすくなるため、炊飯器の目盛りに頼るだけでなく、お米の状態を見ながら調整するのが良いでしょう。

多くの炊飯器には「玄米モード」や「炊き込みモード」が搭載されています。これらのモードを利用すると、火加減や時間を自動で調整してくれるため、失敗しにくくなります。

玄米のおいしい炊き方の詳細はこちらのページで解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:玄米のおいしい炊き方を5STEPで解説!失敗しないための5つのポイントもご紹介

炊き上がり後すぐにほぐして蒸らす

玄米が炊き上がったら、フタを開けてすぐに全体をほぐしてください。

炊き上がり直後にほぐす作業を行うと、お米の粒と粒の間にこもった余分な水分を逃がすことができます。水分を逃がす作業によって、炊き上がりのムラを防ぎます。

ほぐした後は、再びフタを閉めて10分ほど蒸らしてください。蒸らす時間をおくことで、水分が全体に均一に行き渡り、ふっくらとした仕上がりになります。蒸らしによって、玄米表面のツヤと香りが際立ち、食感もよりやわらかくなります。

余った玄米は小分けにして冷凍保存する

玄米は一度に多めに炊いて、冷凍保存しておくと便利です。余った玄米は、1食分ずつ小分けにしてラップで平たく包み、冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。

冷凍した玄米を食べる際は、常温での自然解凍は避け、電子レンジで加熱するのがおすすめです。電子レンジで急速に温めるほうが、水分が逃げにくく、炊きたてに近い風味が保たれます。

冷凍保存の期間は、約2〜3週間を目安にしてください。一度解凍した玄米の再冷凍は、品質が落ちるため避けるべきです。

玄米の冷凍保存方法の詳細はこちらのページで解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:玄米は冷凍保存できるの?効果的な冷凍方法や期間、1段階おいしくなる解凍方法を解説

「mybrown」なら全国各地の玄米を食べ比べできる


玄米食を取り入れる際、どの産地のお米を選べば良いか迷うかもしれません。

「mybrown」のようなサービスを利用すると、全国各地の玄米が自宅に届き、産地ごとに異なる香りや味わいを比較しながら楽しめます。

さまざまな種類の玄米を食べ比べできるため、自分の好みに合う玄米を見つけやすく、飽きることなく玄米食を続けやすいのが魅力です。

また「mybrown」では、お米が使いやすい小分けの容器で届くため、保存性が高い点も便利です。

栄養豊富な全国各地のおいしい玄米が自宅に届く「mybrown」がおすすめ

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コシヒカリは、強い粘りと豊かな甘み、炊き上がりのツヤがそろったバランスの良い品種で、冷めてもおいしさが続くため弁当やおにぎりにも向いています。焼き魚や煮物などの和食とも相性が良く、産地や精米日を意識して選ぶと、より風味を楽しめます。

毎日の食卓をより豊かにしたい場合は、白米だけでなく玄米でコシヒカリを味わう方法もおすすめです。

なお、玄米を手軽に取り入れたい方には、全国から厳選した玄米が自宅に届く「mybrown」が便利です。「mybrown」を利用すれば、さまざまな玄米を無理なく日々の食生活へ取り入れられるでしょう。

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