玄米は食べ過ぎると健康に影響がある?
玄米を食べ過ぎると、消化に時間がかかることや栄養バランスが偏るなどの影響がみられる場合があります。
玄米にはビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれていますが、白米よりも硬く消化されにくいため、胃腸への負担が懸念点です。また、食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎると腸内でガスが溜まりやすくなる場合もあります。
そのため、健康への影響を理解し、適切な量で玄米を食べるよう心がけていきましょう。
【管理栄養士のひとこと!】
揚げ物やお肉を食べた後や食べすぎた後胃もたれの経験、ありますよね^^; 圧力鍋や圧力モードでしっかり炊いた玄米ご飯と違って、ボソボソの玄米ご飯やよく噛まないことでお腹の調子が崩れてしまう場合があります。
食物繊維は、人の消化酵素では消化できないため、咀嚼不足等で油物を食べた時のように胃内停滞時間が長くなります。私の接してきたお腹の調子がすぐれない方の中には、体にいい玄米でも早喰いでよく噛んでいない方がおられました。
他にもお野菜をたくさん摂っているけどよく噛んでいない。。。食物繊維がいいとわかっていても食べ方、噛むことの大切さを理解しておく必要がありますね。
玄米を食べ過ぎた場合に考えられる4つのリスクとは
ここでは、以下の玄米を食べ過ぎた場合に考えられるリスク4つを解説します。
- 腹痛や膨満感を引き起こす可能性がある
- 栄養バランスが崩れる可能性がある
- カロリーオーバーになり肥満につながる可能性がある
- 農薬や成分の影響を心配する声もある
上記のデメリットを理解し、適切な方法で玄米を食べるのが大切です。
また、玄米には毒が含まれているのではないかと不安に感じる方は、以下の記事をご確認ください。
関連記事:玄米に毒はない!噂される4つの理由、食べ方の3つのポイントを解説
腹痛や膨満感を引き起こす可能性がある
玄米を食べ過ぎると、お腹の張りや違和感につながる場合があります。玄米の外皮部分に含まれるセルロースは、人間の消化酵素では分解されにくいため、胃腸に負担がかかる場合があります。
また、玄米に含まれる食物繊維は腸内で水分を吸収して膨らむため、水分摂取が不足すると便が硬くなり、お腹の調子に影響を感じる場合があるかもしれません。特に、調理方法や食べ方に気を付けないと、上記のリスクは高まります。例えば、よく噛まずに飲み込んだり、一度に大量に食べたりすると、消化不良を起こしやすくなります。
関連記事:玄米のデメリットとは?メリットや4つの対処法、おすすめの玄米を紹介
栄養バランスが崩れる可能性がある
玄米を食べ過ぎると、特定の栄養素に偏りが生じ、全体的な栄養バランスが崩れる可能性があります。
玄米に多く含まれるフィチン酸の影響で、食べ過ぎると鉄や亜鉛などのミネラル吸収を妨げる場合があるためです。
そのため、さまざまな食品をバランスよく食べるのが健康維持には不可欠です。玄米中心の食生活を送る場合は、他の食品との組み合わせにも気を配るようにしましょう。
【管理栄養士のひとこと!】
フィチン酸は、人と同じで長所と短所を持ち合わせています^ ^発芽玄米に含まれるフィチン酸は、発芽時に酵素が活性化し分解されているため、ミネラルの吸収を阻害しにくいと言われています。
玄米も発芽玄米も、どちらも素晴らしい食材です。ご自身の生活スタイルに合わせて、それぞれの持つ長所や短所を上手に活用されてみてはいかがでしょうか♪
カロリーオーバーになり肥満につながる可能性がある
玄米を食べ過ぎるとカロリーオーバーになり、肥満につながる可能性があります。玄米は白米とほぼ同じカロリー(玄米100gあたり約165kcal)を含み、食べ過ぎるとエネルギー過多になりかねません。
また、玄米には糖質も含まれており、食べ過ぎると脂肪として蓄積される可能性があります。適量を守り、バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。
関連記事:玄米を食べると太る可能性がある?3つの原因やダイエットでのメリットを解説
農薬や成分の影響を心配する声もある
玄米はもみ殻だけを取り除いた状態のお米であり、ぬかや胚芽の部分が残っている点が特徴です。
ぬかの部分には栽培時に使用された農薬が残りやすいとされており、不安を感じる人もいるでしょう。
白米は精米によってぬかが取り除かれますが、玄米はぬかを含んだまま食べるため、残留農薬を気にする声があります。
残留農薬が気になる場合には、産地や栽培方法、残留農薬検査の有無などを確認して選ぶ配慮が大切です。
玄米の残留農薬についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
関連記事:玄米の残留農薬とは?危険性や「有機農産物」「特別栽培農産物」がおすすめな理由を解説
玄米の適切な食事量とは
玄米の適切な食事量は、1食あたり成人女性で約150~200g(お茶碗軽め1杯程度)、成人男性で約180~250g(お茶碗中盛り1杯程度)が目安です。この目安を基準に、1日3食分換算で調整するのが推奨されています。1日3食で考えると、女性は450~600g、男性は540~750gが適量です。
【管理栄養士のひとこと!】
主食量は身⾧から標準体重を元に算出しますので食事療法中や指示エネルギーの出ている方は該当しない場合もございます。
例えば、運動量が多い人は、目安量よりも少し多めに食べてもよいでしょう。反対に、運動不足気味の人や体重増加が気になる人は、目安量よりも少なめにするのがおすすめです。
玄米の食べ過ぎを防ぐための5つのポイントとは
ここでは、玄米の食べ過ぎを防ぐための5つのポイントを紹介します。
- 味わいながら食べるためによく噛んで食べる
- 発芽玄米や酵素玄米にする
- 水溶性食物繊維を含む食品と組み合わせる
- 白米と混ぜて無理なく取り入れる
- 体調や胃腸の状態に合わせて量を調整する
上記のポイントを詳しく解説するので、ぜひ食べ過ぎの防止につなげていきましょう。
味わいながら食べるためによく噛んで食べる
咀嚼を意識すると消化吸収が促進され、満腹感を得やすくなり、食べ過ぎの防止が期待できます。よく噛んで食べれば唾液の分泌が増え、唾液中の消化酵素が玄米のデンプンを分解するため、ビタミンやミネラル、食物繊維などを体内に吸収しやすくなります。
一口につき30回程度、ゆっくりと味わって食べるようにしましょう。
発芽玄米や酵素玄米にする
玄米を発芽玄米や酵素玄米にすると、食べ過ぎを防ぎやすくなります。
発芽玄米は穏やかな食生活をサポートする低GI食品であり、健康的な生活をサポートしながら長時間の満腹感を得られる食品です。
また、発芽によってGABA(γ-アミノ酪酸)などの栄養素も増加しています。
このため、食べ過ぎ防止の対策として発芽玄米や酵素玄米を食べるのも有効です。
水溶性食物繊維を含む食品と組み合わせる

玄米を水溶性食物繊維を豊富に含む食品と組み合わせると、栄養バランスを整えながら食べ過ぎを防げます。玄米には主に不溶性食物繊維が多く含まれていますが、水溶性食物繊維が不足しています。
例えば、わかめや昆布などの海藻類、きのこ類、こんにゃくなどは水溶性食物繊維が豊富なので、玄米と一緒に食べるのがおすすめです。
【管理栄養士のひとこと!】
食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がセットで存在していて、発芽玄米は不溶性食物繊維の割合、イメージするとヘチマのタワシのような部分が多く、水溶性食物繊維が少ないということになります。
胃腸や歯の気になる方は、お粥にしたり良く噛んだり時々取り入れるといいですね♪発芽玄米は、発酵性食物繊維でもあるので腸内環境を整えたい方にもお勧めです(^_−)−☆
白米と混ぜて無理なく取り入れる
玄米は白米よりも食感や風味に特徴があるため、最初は白米と混ぜて食べると続けやすくなります。
普段食べている白米と一緒に炊き上げると、特有の硬さやにおいがやわらぎ、食べやすくなるでしょう。
玄米だけの食事にこだわらず、日々の食卓の中で少しずつ取り入れる手順を踏めば、胃腸に負担をかけずに無理なく続けられます。
主食をすべて置き換えるのではなく、白米とうまく組み合わせながら、食事全体の栄養バランスを保つ工夫をしてください。
味に慣れてきたら、少しずつ割合を増やしていくアプローチをおすすめします。
体調や胃腸の状態に合わせて量を調整する
玄米は食物繊維を多く含む食材のため、自身の食事量や体調に合わせて取り入れる配慮が大切です。
最初は一口サイズなど少量から取り入れ、自分の生活に合った量を見つけながら続けると、体への負担を減らしながら続けられます。
また、主食だけに偏らず、お肉やお魚などの主菜や、野菜を使った副菜と組み合わせて栄養バランスを整える意識をもってください。
日々の体調やおかずの内容に合わせて食べる量を調整しながら取り入れると、無理なく健康的な習慣を維持しやすくなります。
お腹の調子が悪い日はお休みするなど、柔軟に対応する姿勢を忘れずに取り組みましょう。
玄米の食べ過ぎを防ぐおすすめレシピ3選

飽きずにおいしく食べるためには、アレンジも重要です。
- 枝豆と塩昆布のゆかりおむすび
- じゃこと大葉の玄米おにぎり
- 豚肉とさつまいもの玄米炊き込みごはん
ここでは、玄米の食べ過ぎを防ぐおすすめレシピを3つ紹介します。
枝豆と塩昆布のゆかりおむすび

玄米と白米を一緒に炊き、枝豆や塩昆布、ゆかりを加えて混ぜ合わせるおむすびのレシピを紹介します。
鮮やかな緑色の枝豆を加えるため、見た目の彩りが良くなり、食事の満足度が大きく高まります。
塩昆布の深い旨味とゆかりの爽やかな風味が玄米の香ばしい味わいと見事に合わさり、誰でもおいしく食べられる仕上がりが魅力です。
短い時間で手軽に作れるため、忙しい日の昼食や小腹が空いたときの軽食として、毎日の生活へ無理なく取り入れやすいメニューです。
レシピはこちら
じゃこと大葉の玄米おにぎり

炊き上がった玄米ご飯に、じゃこと大葉を合わせて作る風味豊かなおにぎりです。
細かく刻んだ大葉の爽やかな香りが全体に広がるため、いつもの味に変化をつけやすくなります。
じゃこを混ぜ込むことにより、素材の旨味や程よい塩気が加わり、少しの量でも食事の満足感をしっかり高めます。
用意する材料が少なく、思い立ったときにすぐ作れるシンプルなレシピのため、毎日のお弁当や小腹を満たす軽食として気軽に取り入れやすい一品です。
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豚肉とさつまいもの玄米炊き込みごはん

玄米と豚肉、甘みのあるさつまいもを一緒に炊飯器へ入れて作る、食べ応えが抜群の炊き込みご飯です。
お米と具材を一緒に炊き込むため、玄米の香ばしい風味とお肉や野菜の旨味が全体にしっかりとなじみます。
主食とおかずになる具材を一度に調理でき、忙しい日の夕食でも準備の手間を大きく省略できます。
いつもの白いご飯とは違う、特別なメニューを楽しみたいときにぜひ取り入れていただきたいおすすめのレシピです。
レシピはこちら
玄米に関するよくある質問
玄米に関するよくある質問をまとめました。
- 玄米は毎日食べても大丈夫?
- 玄米はボディメイク効果が期待できる?
- 玄米を食べるのに向いていない人の特徴は?
上記の質問を詳しく解説します。
玄米は毎日食べても大丈夫ですか?
玄米は毎日食べても問題ありませんが、適量を守り、調理法や食べ方を工夫すると、食べ過ぎによる健康への影響に配慮しながら続けられます。
なお、玄米は硬く消化に時間がかかるため、よく噛んで食べることや、適切に炊飯することが重要です。
また、体調に合わせておかゆにするなどの工夫もおすすめです。
玄米はボディメイクに効果が期待できますか?
玄米は低GI食品であり、食物繊維やビタミンB群が豊富に含まれているため、適切に取り入れるとボディメイク効果が期待できます。
1日1食から始めて、慣れたら3食すべてを玄米に置き換えると、健康的な生活をサポートや満腹感の向上が期待できるためおすすめです。ボディメイクで玄米をお考えの方は、ぜひ試してみてください。
【管理栄養士のひとこと!】
発芽玄米を取り入れたボディメイクは期待大⭐。ただし、玄米ご飯だけの単品食べや体にいいからといって消費エネルギー以上の主食量では、逆効果です。量や組み合わせが大きなポイントになります!
玄米ご飯に汁物、たんぱく質のおかず、お野菜や海藻料理を組み合わせることで効率よく栄養素を取り入れることができ、健康的なボディメイクにつながります。
玄米を食べるのに向いていない人の特徴はありますか?
玄米は消化に時間がかかりやすく、胃腸が弱い人や未発達の消化器官を持つ幼い子ども、高齢者、腸の動きが低下している人には向いていないかもしれません。
玄米は白米より硬く、食物繊維が多いため、胃腸に負担をかけやすい食品です。玄米に含まれるカリウムやリンは、腎機能が低下している場合に排泄されにくく、体内で蓄積する可能性があります。
このため、玄米を食べても問題ないかどうか、しっかり検討してから食べるようにしましょう。
玄米の食べ過ぎ予防なら栄養価の高い「mybrown」がおすすめ!
玄米は栄養価が高く健康によい食品ですが、食べ過ぎるといくつかのリスクが生じる可能性があります。玄米には不溶性食物繊維が豊富に含まれているため、食べ過ぎると消化不良や便通の悪化、あるいは腸内でガスが溜まり膨満感や腹痛を引き起こす場合があります。
上記のリスクを回避するためには、個人にあった主食量を摂り、調理法を工夫して消化しやすくするのが重要です。
また、他の食品と組み合わせて栄養バランスを整えると、玄米の健康効果を活用しながら食事が楽しめるでしょう。
【管理栄養士のひとこと!】
食べ方の例として、忙しい朝は白米、朝スッキリのために玄米、しっかり噛める夜に玄米にするなど、いい成分を引き出せるようにそれぞれの生活スタイルに合わせて取り入れるといいですね!
玄米や発芽玄米を頂くときは、ご自身にあった量を把握し、単品食べにならないように組み合わせて割合を考慮した食べ方をお勧めします♪私たちの体が喜ぶ食べ方をしていきましょう♪(^ ^)
なお、mybrownでは、全国各地の玄米を試せるサービスを展開しています。
mybrownの玄米は栄養価が高く、全国の玄米を食べ比べできるので、様々な品種との出会いがあります。
おいしい玄米を継続して食べたい方は、以下より詳細をご確認ください。