玄米がパサパサになる3つの原因|正しい炊き方や選ぶ際のポイントを解説
「玄米がパサパサして美味しくない」
「ふっくら炊き上げる方法や、失敗した玄米を復活させる方法を知りたい」
本記事を読んでいる読者の中には、健康のために玄米生活を始めたものの、食感に悩んでいる方もいるでしょう。
玄米は白米と異なり、硬いぬか層に覆われています。そのため、自己流で炊くと水分不足になり、ボソボソとした食感になりがちです。しかし、正しい手順で炊飯すれば、もちもちとした美味しい玄米を楽しめます。
そこで本記事では、玄米がパサパサになる原因と対策、美味しい玄米の選び方を解説します。また、ふっくらとした美味しい玄米を食べるなら「mybrown」がおすすめです。
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関連記事:玄米のおいしい炊き方を5STEPで解説!失敗しないための5つのポイントもご紹介
玄米がパサパサになる3つの原因

玄米がパサパサになる原因は、主に以下の3つです。
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浸漬時間を十分に確保していないため
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玄米に傷をつけていないため
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炊飯時の水が不足しているため
ここでは、それぞれの原因を解説します。
浸漬時間を十分に確保していないため
玄米は白米と違い、表面が「ぬか層」という防水性の高い皮で覆われているため、短時間の浸漬では中心部まで水が行き渡りません。また、水を含んでいない状態で加熱すると、芯が残ったような硬い炊き上がりになります。
理想的な食感にするには、白米よりも長い時間の浸漬が必要です。十分に水を吸わせることで、酵素が働き出し玄米自体が柔らかくなります。そのため、忙しい場合でも、時間をかけて吸水させる工程を省かないようにしましょう。
「mybrown」の発芽玄米なら浸漬なしでも美味しく食べられるため、浸漬の手間を減らしたい方にはおすすめです。
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関連記事:玄米は浸漬(浸水)なしでも炊ける?必要な理由、調理法や美味しい炊き方を紹介
関連記事:玄米の浸水(浸漬)時間が長すぎるとどうなる?浸水時間の目安や4つのポイント
玄米に傷をつけていないため
洗米の段階で米の表面に細かい傷をつけることで、そこから水が入り込みやすくなり、効率よく中心部まで吸水が進みます。
優しく洗うだけの白米とは異なり、玄米は少し力を入れて洗う工程が必要です。この工程を飛ばしてしまうと、どれだけ長く浸漬させても十分な効果が得られにくい場合があります。
そのため、ふっくらと仕上げるためにも、洗米時にひと手間加える意識を持ちましょう。
関連記事:玄米の正しい研ぎ方は?美味しく食べるための3つのコツや手軽に食べられる玄米を紹介
炊飯時の水が不足しているため
玄米はぬか層があるため吸水しにくいだけでなく、炊飯中にも多くの水分を吸収しながら膨らむため、白米よりも多くの水が必要です。
そのため、白米と同じ目盛りで水を計量したり、少し硬めが好みだからと水を減らしたりすると、蒸気不足でふっくらと炊き上がりません。
炊飯器に「玄米モード」の目盛りがある場合は、必ずその線まで水を入れ、目盛りがない場合は、玄米の容量に対して1.5倍から1.8倍程度の水を入れるのが目安です。
水分量は食感を左右する直接的な要因のため、毎回正確に計量を行う必要があります。
関連記事:玄米の炊き方で失敗するのはなぜ?対処法と美味しく炊く3つのコツを解説
玄米をパサパサにしないための炊き方【4STEP】

玄米をパサパサにしないための炊き方は、主に以下の手順です。
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1.玄米を正確に量り丁寧に洗う
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2.しっかりと浸漬させる
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3.炊飯して蒸らす
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4.しゃもじを使ってほぐす
ここでは、それぞれの手順を解説します。
1.玄米を正確に量り丁寧に洗う
玄米をパサパサにしないためには、最初に玄米を正確に量ることが大切です。
量がずれると水分との比率が変わり、食感が安定しないため、注意しておきましょう。
そして、玄米の汚れやほこりを洗い流すために丁寧に洗っていきます。この時、大きめのボウルにザルを入れて玄米をセットし、たっぷりの水を注ぎ入れるのがポイントです。
玄米を洗う際は、両手で玄米を挟み込み、こすり合わせるように洗いましょう。
2.しっかりと浸漬させる
玄米を洗ったら、続いてしっかりと浸漬させましょう。
玄米は、6時間ほど浸漬させておくことで、ふっくらとした食感になります。
玄米を浸漬させる際、夏場や室温が高い時は水が傷む可能性があるため、冷蔵庫に入れて浸漬させましょう。玄米の浸漬は、就寝前に準備しておき、翌朝に炊飯するとスムーズです。
「mybrown」の発芽玄米であれば浸漬なしでも美味しく食べられるため、手間を減らしたい方には特におすすめです。
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手間なく”玄米のある暮らし”を始める >3.炊飯して蒸らす
浸漬させた玄米は、水を切って炊飯器にセットし炊いていきます。この時、使用する炊飯器に「玄米モード」がある場合は、使用するのがおすすめです。
玄米モードがない場合は、通常通り炊飯し、炊飯後は取り出さずに15分ほど蒸らしておくのがいいでしょう。また、塩をひとつまみ入れると、玄米特有の苦味が和らぎ、浸透圧の効果でさらにふっくらする場合があります。
炊飯できたら蓋を開けずに10分から15分ほど蒸らす時間を設けることで、ふっくらとした仕上がりになります。
4.しゃもじを使ってほぐす
炊飯した玄米を15分蒸らし終えたら、しゃもじを釜の底まで差し込み、底から玄米をふんわりとすくい上げるようにほぐしていきましょう。この時、十時に切り込むようにしてほぐすことで、ふんわりとした食感になります。
そして、余った玄米は温かいうちに平たく小さく一食分ずつラップに包み、粗熱が取れたら冷凍保存するのがおすすめです。早い段階で小分けにして保存しておくことで、明日以降も気軽に食べられます。
パサパサに炊き上がった玄米を美味しくするための改善方法4選

パサパサに炊き上がった玄米を美味しくするための改善方法は、主に以下の4つです。
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炊飯後の蒸らし時間を延長する
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電子レンジで温める
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耐熱容器に移してから蒸す
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玄米を使ったアレンジ料理を試す
ここでは、それぞれの方法を解説します。
関連記事:玄米がまずいと感じる4つの原因|美味しく食べる方法とおすすめの玄米を紹介
炊飯後の蒸らし時間を延長する
炊き上がってすぐ味見をし、硬いと感じた場合は、蒸らし時間を長くします。
通常は15分ほど蒸らしますが、パサパサしている時はさらに時間を置くようにしましょう。蓋を閉めたまま放置することで、釜の中に残っている蒸気がゆっくりと玄米に浸透し続けます。
完全に芯が残っている状態を解消するのは難しいですが、表面の乾燥が和らぎ、食べやすくなるケースが多いです。ただ、保温状態が長く続くと水分が飛びすぎてしまうため、電源を切った状態で蒸らすか、保温時間を管理するのが大切になります。
少し硬い程度であれば、この方法で十分にリカバリー可能です。
関連記事:玄米が硬くなってしまう原因を徹底解説!美味しく炊き上げるコツも紹介
電子レンジで温める
手軽に水分を補給する方法として、電子レンジの活用があります。
パサパサになった玄米を茶碗や耐熱容器に移し、水やお酒を少量振りかけます。分量は玄米の量によりますが、小さじ1杯程度から調整し、ラップをふんわりとかけて加熱しましょう。
加熱時間は30秒から1分程度を目安にし、様子を見ながら追加し、電子レンジのマイクロ波が水分を振動させ、蒸気となって玄米全体を温めます。
この時、お酒を使うと風味が増してぬかの臭みが気になりにくくなる利点もあります。また、食べる直前にこのひと手間を加えるだけで、パサついた玄米がしっとりとした食感に変わります。
耐熱容器に移してから蒸す
電子レンジよりも丁寧に仕上げたい場合は、耐熱容器に取り出してから蒸すのも効果的な方法の1つです。
耐熱容器に玄米を移し、蒸し器に入れて加熱し、蒸気の力で外側から水分を補給するため、ムラなくふっくらと仕上がります。蒸し器がない場合は、フライパンに少量の水を張り、その上に耐熱皿を置いて蓋をする方法でも代用可能です。
この方法は、一度冷蔵や冷凍をして硬くなった玄米を温め直す際にも有効です。また、水分過多でベチャッとならないよう、水滴が直接玄米に落ちないように布巾を挟むなどの工夫をすると、より美味しくなります。
玄米を使ったアレンジ料理を試す
食感をどうしても改善できない場合や、パサパサ感を逆に活かしたい場合は、他の料理にアレンジしてみましょう。
例えば、パラパラとした食感が好まれるチャーハンや、水分を多く使うリゾット、雑炊などが適しています。
チャーハンにする場合、白米よりも粘り気が少ない玄米は、炒めてもベタつかず、本格的な仕上がりになります。また、リゾットや雑炊、スープご飯にすれば、スープの水分を玄米が吸い込み、硬さが気にならなくなります。
パサパサになってしまった玄米を無理してそのまま食べるのではなく、料理の特性に合わせて使い分けるのも賢い方法です。
関連記事:玄米炊き込みご飯におすすめの具材4選|美味しく仕上げるコツもご紹介
美味しい玄米を選ぶ際の4つのポイント

美味しい玄米を選ぶ際のポイントは、主に以下の4つです。
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玄米の品種を確認する
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玄米の栽培方法を確認する
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玄米の口コミ・評判を確認する
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玄米の産地を確認する
ここでは、それぞれのポイントを解説します。
玄米の品種を確認する
玄米の味や食感は、品種によって大きく異なるため、自分の好みに合わせた品種選びをしましょう。
例えば、もっちりとした粘り気が好きな場合は「ミルキークイーン」や「コシヒカリ」が向いています。これらはアミロースという成分が少なく、冷めても硬くなりにくい特徴があります。また、あっさりとした食感が好みであれば「ササニシキ」などが適しています。
初めて玄米を食べる方は、甘みが強く食べやすい品種から試すのが無難です。さらに、パッケージに記載されている品種名を確認し、それぞれの特徴を調べてから購入すると、「思っていた味と違う」という失敗を防げます。
玄米の栽培方法を確認する
・玄米には、主に以下3つの栽培方法があります。
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栽培方法 |
特徴 |
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特別栽培米 |
農林水産省が定める「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に沿って栽培され認証を受けた玄米のこと |
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自然農法 |
農薬や肥料を使用せずに栽培した玄米のこと |
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残留農薬検査済 |
栽培方法ではないが、残留農薬検査済みの玄米のこと |
例えば、栽培期間中に農薬や除草剤不使用の玄米を食べたい場合は、自然農法の玄米を選ぶなどがおすすめです。また、栽培方法を確認することで、自分好みの玄米を選べます。
玄米の口コミ・評判を確認する
実際に食べた人の感想は、購入時の大きな判断材料になります。
通販サイトやレビューサイトに、「炊き上がりがふっくらしている」「甘みが強い」「独特の匂いが少ない」などの口コミがある場合、信頼できます。また、「何度炊いても硬い」「小石が混ざっていた」などのネガティブな意見も参考になります。
ただ、味の感じ方は個人差があるため、一つの意見だけを鵜呑みにせず、全体の傾向を見ることが大切です。
玄米の産地を確認する
お米は産地の気候や水質によっても味が変わります。
一般的に、昼夜の寒暖差が大きい地域や、水源が豊かな地域のお米は美味しいとされています。新潟県の魚沼産や秋田県、北海道などが有名な産地です。
同じ「コシヒカリ」であっても、産地が違えば風味や食感に微妙な違いが生まれます。
そのため、玄米を選ぶ際は地元の品種を選んだり、全国各地のブランド米を取り寄せて楽しんだりするのもおすすめです。
産地ごとの特徴を知ると、より深く玄米の魅力を味わえます。また、パッケージの裏面には必ず産地が記載されているため、購入時に確認する習慣をつけると良い玄米に出会える確率が上がります。
ふっくらとした美味しい玄米を食べるなら「mybrown」がおすすめ!

本記事では、玄米がパサパサになる原因や正しい炊き方、失敗した時の改善策について詳しく解説しました。
玄米は、炊飯前の浸漬不足や炊飯時の水分不足によって、食感がパサパサすることがあるため、もちもちとした美味しい玄米を食べるためには、適切な炊飯方法を覚えることが大切です。
また、玄米を購入する段階で、品種や栽培方法、産地などを確認するようにしましょう。適切に玄米を選ぶことができれば、美味しくてふっくらした味わいを楽しめます。また、ふっくらとした美味しい玄米を食べるなら「mybrown」がおすすめです。
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